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人生に乾杯! 07年ハンガリー

2009年07月02日 10:23

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2009年6月28日シネスイッチ銀座にて鑑賞

評価★★★★★★★★☆☆

監督:ガーボル・ホロニ

出演:エミル・ケレシュ、テリ・フェルディ、ユーディト・シェル、ゾルターン・シュミエド他

配給:アルシネテラン

上映時間:107分

ハンガリー製作のクライムアクションコメディ。「俺たちに明日はない」のボニー&クライドばりに銀行強盗を繰り返す老夫婦の粋な逃避行がテンポよく描かれていく。
年金だけでは生活が苦しいエミルとへディの老夫婦。ある日差し押さえに来た連中に、へディは夫婦の思い出のアクセサリーを差し出してしまう。それを見ていたエミルは一念発起し、愛車チャイカのためのガソリンを拝借したその足で強盗を働いてしまうのだった。


『Yahooレビューに投稿した「人生に乾杯!」感想文』 ※私の投稿したレビューッス。


この作品は上映館が少ないためか、私の観た回も8割方席は埋まっていた。ハンガリー製で誰も知らない役者が出演しているから配給側が萎縮するのは判らないでもないが・・・。

配給側はこういった作品には結構需要があるって事をもう少し理解した方がいいだろう。年配の方々は以外に映画を観に行くぞ?逆に自分たちが観たいと思う作品を自ら探しており、もっと公開して欲しいとさえ思っているんじゃないだろうか?ほとんどTVなどでも取り上げられないこの作品でさえ嬉々として大勢観にきているのだ。もうずっと同じような状態は続いており、長年同じような状況を目撃する。ヒットの法則などそんな些細な状況に隠されているかもしれないぞ?


※この「人生に乾杯!」をもって、映画感想の上半期分が終了になります。後半手抜きな記事になってしまいましたが、とりあえず上半期分の総括記事を書きたいと思ってます。洋画・邦画それぞれのベスト5と、両方合わせたワースト5あたりを考えてますが・・・まだまとまってません(汗。

順位付けるのって難しいよなぁ・・・(遠い目)
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扉をたたく人 07年アメリカ

2009年07月01日 11:10

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2009年6月27日恵比寿ガーデンシネマにて鑑賞

評価★★★★★★★★☆☆

監督/脚本:トム・マッカーシー

出演:リチャード・ジェンキンス、ヒアム・アッバス、ハーズ・スレイマン、ダナイ・グリラ、マリアン・セルデス、マギー・ムーア他

原題:「the Visitor」

配給:ロングライド

上映時間:104分

本国アメリカでは僅か4館で公開されたが、口コミにより上映館が270館までに拡大、最終的には主演のリチャード・ジェンキンスがアカデミー主演男優賞にノミネートされるまでになった作品。味わい深い人間ドラマと共に、9.11以降閉ざされてしまったアメリカの移民問題が浮き彫りにされる。
妻に先立たれ、生きる気力をなくした大学教授ウォルター。習い事は続かず、仕事はおざなり、他人との関わりを避けたその暮らしは、生きながら死んでいる生活だった。そんなとき学会のためN.Y.に出張となったウォルターは、久し振りに借りっぱなしだったアパートに戻る事になる。だがそこには知らないカップルが住み着いており、ウォルターが不審者に間違えられてしまう。


『Yahooレビューに投稿した「扉をたたく人」感想文』 ※私の書いた感想文ですよ~。


監督のトム・マッカーシーは普段は俳優(ジョージ・クルーニー系の作品によく出ている)であるが、以前から移民政策に関心があり、国の拘束体制について調べていたそうだ。特に9.11以後の不法滞在者たちの扱いに疑問があり作品の製作へ繋がったという。


移民の街として発展してきたニューヨーク。その扉が今まさに閉ざされようとしている。日本人はまだマシな方で、中東系の人たちなど真っ先に偏見の対象になってしまう。もしこのままアメリカが移民者に対して強硬な姿勢を取り続けてしまったら、アメリカという国そのものの発展が閉ざされてしまうかもしれない。「扉をたたく人」はその警鐘を感じる作品になのだ。

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愛を読むひと 08年アメリカ/ドイツ

2009年06月30日 11:55

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2009年6月25日MOVIX三郷にて鑑賞

評価★★★★★★★☆☆☆

監督:スティーヴン・ダルドリー

出演:ケイト・ウィンスレット、レイフ・ファインズ、デヴィッド・クロス、レナ・オリン、アレクサンドラ・マリア・ララ、ブルーノ・ガンツ他

原題:「THE READER」

原作:ベルンハント・シュリンク

配給:ショウゲート

上映時間:124分

主演のケイト・ウィンスレットがアカデミー主演女優賞を受賞した作品。戦後のドイツを舞台に、年の離れたハンナとマイケルの恋愛模様がケイトの見事な脱ぎっぷりと共に語られる。
1958年ドイツ、15歳の青年マイケルは家への帰宅時に突然具合が悪くなる。それを助けたハンナにお礼を言いに家へ訪れるマイケル。そしていつからか2人は結ばれ愛を育むようになる。あるときハンナがマイケルに”本を朗読して欲しい”と願い出る。始めは断ったマイケルだったが・・・。


『Yahooレビューに投稿した「愛を読むひと」感想文』 ※恥ずかしながら私が投稿したモノです


物語の本質に触れようとするとすぐネタばれになってしまう、紹介するのが厄介な作品。おそらく大概の人はこの2人の気持ちが理解できない(私もだが)といった、感情移入が難しい作品だと思う。それでも何かしら感じる事のできる、上質なドラマであるのは間違いない。

ところで私が鑑賞した劇場(埼玉の三郷にあるシネコン)では、曜日と時間も関係するだろうが私を含めたった2人しか客が居なかった。せっかくケイト・ウィンスレットのまっ裸が見れるのに。・・・この手の作品を観ようって人が元々少ないのかなぁ?三郷辺りじゃ。

偏見かな?

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トランスフォーマー/リベンジ 09年アメリカ

2009年06月23日 14:33

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2009年6月19日MOVIX三郷にて鑑賞

評価★★★★★★★★☆☆

監督:マイケル・ベイ

出演:シャイア・ラブーフ、ミーガン・フォックス、ジョシュ・デュアメル、タイリーン・ギブソン、ジョン・タトゥーロ、レイン・ウィルソン他

原題:「TRANSFORMERS REVENGE OF THE FALLEN」

原作:日本版アニメーション

配給:ドリームワークス

上映時間:150分

前作から2年、主要スタッフ・キャストはそのままに、バカみたいにスケールアップして帰ってきた「トランスフォーマー」の続編。元々が日本のコンテンツであるためか、全世界に先駆け日本で一番初めに公開された(入場記念のポストカードにも書いてあった)。
前作での戦いを終えたオーボットたちは地球に残り、軍と共に残っているディセプティコン討伐に協力していた。一方大学生になり学生寮に移り住む事になったサムは、普通の暮らしをしたいとバンブルビーと別れを告げてしまう。だが新たなに地球侵略を狙う勢力”デヴァステーター”が現れ、静かに暮らしたいサムも否応なしに巻き込まれてしまうのだった・・・。


『Yahooレビューに投稿した「トランスフォーマー/リベンジ」感想文』※私が書いたのだ!

レビューには書いてなかったけど、下ネタがメチャクチャ多いッス。その辺も中2男子の心をくすぐっているとあとで気が付いた。やるなぁ、マイケル・ベイ。

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ターミネーター4 09年アメリカ

2009年06月23日 12:37

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2009年6月18日MOVIX三郷にて鑑賞

評価★★★★★★☆☆☆☆

監督:マックG

出演:クリスチャン・ベイル、サム・ワーシントン、アントン・イェルチン、ムーン・ブラッドグッド、コモン、ブライス・ダラス・ハワード、ジェーン・アレクサンダー、ヘレナ・ボナム=カーター他

原題:「TERMINATOR SALVATION」

配給:ワーナーブラザーズ/ソニーピクチャーズ

上映時間:114分

いまやカリフォルニア州知事のシュワちゃん最大の当たり役「ターミネーター」最新作。製作者陣が同一という事もあり、この作品は「ターミネーター」の正史になるのだろうが、そうするといまいち不評だったという烙印を押された「3」の存在が無かった事になってしまう作品でもある。
2003年、ガンのため余命いくばくも無い科学者のセレーナは、死刑因である男に実験のための身体提供を申し出る。その申し出を男は受け、実験が開始される。そして時は流れ2018年。スカイネットのコンピューター反乱により”審判の日”を迎えてから10年、人間対マシーンの戦争はより激戦を極めていた。そこには反乱軍の部隊長となったジョン・コナーの姿もあった。


『Yahooレビューに投稿した「ターミネーター4」感想文』※ネームは違えど私が投稿した感想文です。

本作を観ることで、やはり「ターミネーター」はジェームズ・キャメロンが作り出した世界だという事をハッキリ再認識できる。やればやるほどアラがでてきてしまい、本来の「ターミネーター」のコンセプトである”現代で追いかけっこ”すら無くなってしまった。

もしかしたら現在レンタル&販売が開始されたTVシリーズの「ターミネータークロニクル」の方が、その精神を受け継いでいるのかもしれない。まだセカンドシーズンは見てないが。

『「ターミネータークロニクル」ファーストシーズンの感想』

セカンドシーズンでは映画版「2」に登場した液体変化するタイプの女性版が登場する。予告でチラッと見た限りでは結構ブサイクに見えたんだが・・・気のせいか?

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路上のソリスト 09年アメリカ

2009年06月23日 11:04

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2009年6月14日TOHOシネマズ シャンテにて鑑賞

評価★★★★★★☆☆☆☆

監督:ジョー・ライト

出演:ジェイミー・フォックス、ロバート・ダウニーJr、キャサリン・キーナー、トム・ホランダー、リサゲイ・ハミルトン他

原作:スティーブ・ロペス

原題:「SOLOIST」

配給:東宝東和

上映時間:117分

ロサンゼルスタイムスの記者であるスティーブ・ロペスのコラムを基にした実話の映画化。天才的音楽の才能を秘めながら、精神病を患い路上生活をしているナサニエル・エアーズと、それを何とか救いたいと願う新聞記者、スティーブ・ロペスとの交流が描かれる。
L.A.タイムズの人気コラムニスト、スティーブ・ロペスはコラムの書くネタ探しに喘いでいた。そんな時、路上でバイオリンを弾いているホームレスのナサニエル・エアーズと出会う。始めはコラムのネタのために彼に近づくが、ナサニエルの才能に気付いたロペスは本気で彼を救おうと思い始める。


『Yahooレビューに投稿した「路上のソリスト」感想文』

※ネームは違いますが、私が投稿したレビューです。しばらくこのようなカタチで記事にします。

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レスラー 08年アメリカ

2009年06月18日 18:28

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2009年6月14日TOHOシネマズ シャンテにて鑑賞

評価★★★★★★★★★★

監督:ダーレン・アロノフスキー

出演:ミッキー・ローク、マリサ・トメイ、エヴァン・レイチェル・ウッド、マーク・マーゴリス、トッド・バリー、ワス・スティーヴンス他

原題:「THE WRESTLER」

配給:日活

上映時間:109分

アカデミー主演男優賞を逃したのが不思議な位、ランディ・ザ・ラム役の全てを背負い演じきったミッキー・ロークの復活作品。その哀しくも切ない人生に男泣きは必須である。
かつて栄光と手にしたプロレスラー、ランディ・ザ・ラム。だが20年経ったランディは、場末のどさ廻り興行で日銭を稼ぐのが精一杯、トレーラーハウスの家賃も滞納してしまう暮らしぶりだ。家族は捨てたも同然で、ストリップ小屋の年配踊り子に古傷を自慢するのが日課になっていた。だがある試合の後心臓発作を起こしてしまい、医者からプロレス禁止を勧告されるのだった・・・。
ダーレン監督がミッキー・ローク主演にこだわり続けた理由がこの作品を観るとハッキリ判る。ミッキー・ローク自身が背負ってきた人生に、ランディの人生がことごとく重なって見えてしまうのだ。それはもはや演技として技術的な部分だけでは表せない、”人間の重み”までも表現してしまう。

長年酷使してきたランディの肉体はボロボロで、その衰え具合が笑えないくらいミッキー・ロークの肉体にも刻まれている。かつて栄光を味わったという意味でも、誰も到達できない切なさをミッキーはランディ共々味わい、経験してきた。そしてそれが表現できる数少ない俳優なのだ。

そのランディの背中を何処までも追いかけていくのがこの作品だ。そして女性にはあまり理解されないであろうランディの”意地”が描かれていく。それは他人にとってはちっぽけでどうでもいい意地であり、理解し難い自己満足で身勝手な”生き様”でしかない。

だが、バカで単純で臆病な男でも、意地を通さなければならない時が人生の内何度か訪れる。もちろんそんな意地通さなくたって立派に生きていける。むしろ今の時代そっちの生き方の方が多いだろう。ただだからこそ意地を突き通すランディには無条件に敬愛を感じてしまうのだ。

この作品は奇麗事を並び立てた感動物語とは程遠い。人によってはランディのバカさ加減に呆れてしまうかもしれない。だがこんな生き方しかできなかったランディとミッキー・ロークに惚れ込めば、最上級の感動を味わえるだろう。私は映画終了後、しばらく涙が止まらなかった。(エンディングに流れるブルース・スプリングスティーンの曲で更に号泣)


ちなみに私は極度のプロレス音痴なので、映画を観ているときはそれほど気に留めなかったが、この作品ではプロレスの裏側を実にアッサリと見せている。試合前に段取りを決め、対戦相手だろうと試合が終わればお互いを称えあう。「それは八百長では?」と勘繰りたくなる人もいると思うが、実際の試合を見てしまうとその思いは吹き飛んでしまう。それほどに過酷な肉弾戦を繰り広げるからだ。

何故か?それはファンのためであって、見てくれる人の期待に応える、ただそれだけなのだ。実際プロレスは非常に死者の多い危険なスポーツでもある。2000年以降だけでも有名選手が10名以上亡くなっており、無名選手を入れればその数は倍以上に膨れ上がる。

一番多い死亡原因は心臓発作で、無理に体を大きくしたり、薬を大量投与するため心臓により負担が掛かってしまう。また現役が20年以上と長いため、体を酷使する期間も必然的に長くなってしまい、更に心臓を痛めつけてしまう。それでも戦い続けるのがレスラーたちである。

私はプロレスというモノを、もしかしたら色メガネで見ていた部分があったのかもしれない。だが「レスラー」を見ると、何故皆がプロレスに対してそこまで熱中できるのかが判るような気がした(判るとは言わない。それは偽善になるから)。”レスラーたちの人生をも追いかけていく”というファンも多いが、その意味も今は何となしに理解できる。


雑記にも書いたが、私がこの作品を観た前日にプロレスラー三沢光晴氏が亡くなったと報道されていた(知ったのは映画を観た翌日だったが)。それまでプロレスとは何の接点もなかった私だが、何とも形容し難い感傷的感覚に包まれてしまった。プロレスファンではない私が書く事ではないし、雑記でも書きましたがもう一度、”ご冥福をお祈りします”。

※今回のレビューの最後の方は、「レスラー」のパンフレットに記載されている町山智浩氏の記事を参考に書きました。

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アイ・カム・ウィズ・ザ・レイン 09年フランス

2009年06月16日 13:53

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2009年6月10日MOVIX三郷にて鑑賞

評価★☆☆☆☆☆☆☆☆☆

監督/脚本:トラン・アン・ユン

出演:ジョシュ・ハートネット、木村拓哉、イ・ビョンホン、トラン・ヌー・イェン・ケー、ショーン・ユー、イライアス・コティーズ他

原題:「I COME WITH THE RAIN」

配給:ギャガ・コミュニケーションズ

上映時間:114分

各国を代表する”美しき男たち”が共演する、衝撃のノンストップ・サスペンス作品。別名ヨーロッパ系監督にありがちな、”自己満足変態映画”、または”男の裸祭り”ともいう。
シタオという日本人男性が疾走した。その父親に依頼され、元刑事の探偵クラインが捜索に乗り出す。香港で刑事仲間のメンジーと合流したクラインだったが、シタオの行方は判らずじまいだった。そんな中シタオは香港マフィアのボス、ス・ドンポの愛人を偶然助け出す。だがその愛人は裏切ったドンポの部下が人質として連れ出していたため、ドンポもその行方を追っていたのだった・・・。
まず疑問なのは、この作品がP-12というゆるい規制で全国区上映しているという事だ。この作品は芸術性は高いかもしれないが、監督の自己満足による残虐性の高い変態映画であって、通常なら渋谷などで単館上映される類の作品だ。

だが話題性だけは高いと判断したのか、映画の本質は見せないよう騙した宣伝活動を行っている。もちろんこの作品を崇拝する人がいてもそれは個人の好みであり当然だろう。だが心の底からこの作品を愛せる人はごく僅かであり、子供にとっては変にトラウマを残す可能性のある表現になっている。

その中でも特に私が受け付けなかったのが芸術家気取りの野郎で、彼の芸術は人の犠牲の上でしか成り立たず、自分(と共感した者)しか成熟しないという自慰そのもので腹が立つ。それにたとえ映画的表現であっても、それを良しと受け入れてしまう描写には吐き気を覚えるだけだ。

物語に整合性などは無く、ただただ監督の撮りたい映像を映し出すだけ。それも主演の3人がやたら裸になり、傷付き、汚れるだけだ。美しい肉体を極限まで汚したいっていう監督のレイプ願望にしか見えなかった。その反面女性の描写はひどく、身勝手で頭の悪い性悪女しか登場しない。

キリストや聖書をモチーフとした物語も、頭の悪い私にはさっぱりだ。キリストにおける断罪の意識を現代に蘇らせ目に見えるカタチで表現したいのだろうが、それが物語と連動し生きる事は無く、結局は見た目に”痛い”だけの表現にしか見えなかった。

役者は頑張っているものの、必然性の感じないシーンの連続と裸の連続だけで、彼らは監督のオモチャと化してしまう。特にジョシュ・ハートネットは、彼の役にまつわるエピソードの過酷さを含め貧乏くじを引いている。あとイ・ビョンホン鍛えすぎ。これは素で笑ってしまった。

とにかくこの作品においての一番の罪は、作品を愛してもいない連中によって誰でも気軽に観られる環境を作り出してしまった事だ。作品の本質など判りもせず、売れるだろうと話題だけを振りまくだけで、不用意に観てしまった観客に責任を押し付け後は知らん顔を決め込む。

これは罪だ。そんな罪を犯しておいて協賛してる連中は恥ずかしくないのか?本当に作品を理解しているなら公開にはもっと慎重になる筈だろう。表現の自由だ、どんな作品が造られようが構わない。だが表現の自由と表現していい自由とでは全く意味が違う。子供番組に表現の自由だからとオッパイを出してもいいのか?そんな初歩的な事にも気付かないのか、今の日本映画界は。

久々に途中退場したくなったよ。

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スター・トレック 09年アメリカ

2009年06月04日 18:03

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2009年6月3日MOVIX三郷にて鑑賞

評価★★★★★★★★☆☆

監督:J.J.エイブラムス

出演:クリス・パイン、ザッカリー・クイント、ウィノナ・ライダー、ゾーイ・サルダナ、サイモン・ぺック、ジョン・チョウ、エリック・バナ他

原題:「STAR TREK」

配給:パラマウント ジャパン

上映時間:126分

1966年に始まった「スター・トレック」のTVシリーズ。その後何度と無くTVシリーズ化と映画化が繰り返されてきたが、今回初期の設定を再構築する事で、全く新しい「スター・トレック」を「ロスト」や「クローバーフィールド」のJ.J.エイブラムス監督が造り出している。
自らの命を犠牲に800名もの乗務員を救ったエンタープライズ伝説のキャプテンを父に持つジェームズ・T・カーク。だがジェームズは立派な父親とは違う自分の人生に憤りを感じていた。そんなジェームズの下に現キャプテンであるパイクから、士官候補生としての誘いを受ける。己の探していた道を見付けるために、ジェームズは宇宙へ飛び立つ事を決意するのだった・・・。
私は正直「スター・トレック」にはあまり食指が動かなかった。TVシリーズはほぼ全く見ていないし、映画も上映当時何本か観た位で”地味で退屈な作品だった”といった印象しかない。だが今回は全く未見の人でも楽しめるように初期の設定を再構築した作品と聞いて楽しみにしていた。

結論から言ってしまうと、非常に面白い作品だった。物語としては私でも知っている名物艦長カークの誕生秘話が描かれる。そのため全くの新規の人や、多少知っている私でさえ新鮮な物語として受け入る事ができるし、マニアの人たちにとっても興味深い話になっている・・・だろう。

カークの成長物語を軸に、宇宙での戦闘シーンや格闘アクション、乗務員たちの活躍や葛藤・恋愛事などあらゆるジャンルのテーマをバランスよく物語に配置し表現される。様々な要素が詰め込まれているが物語に破綻は無く、SF娯楽大作の全ての要素を満たした見本のような作品と云えるだろう。

それとこれは観て頂くと判るのだが、今回”光”の表現が非常に印象に残る。通常は映像の邪魔になる光の反射をあえて残しておく事で、スペースファンタジーとしての意味合いを強く印象付けていた。広大な宇宙を舞台に、”光に包まれる”といった幻想的だがそんな感覚を味わえる。

また「スター・トレック」の大事な要素である”異文化交流”も、本作品には受け継がれている。乗務員の殆どが違う人種(異性人も含め)で構成されており、生活習慣の違いや考え方の違いによって生まれる争いや、それを乗り越えお互いの理解を深め合うといったカタルシスが物語に深みを与える。

そんな当たり前といえる表現も、TVシリーズ開始当時(1966年)には奇異の眼で見られていたらしい。アメリカで人種差別禁止法が制定されたのが1964年であり、66年ではまだまだ一般的な認知度は低く、そんな時代にアフリカ系黒人俳優を起用する事など考えられなかったそうだ。

そんな志の高い良質なドラマであると理解していればもっと昔の作品も楽しめたかもしれない。奥の深いシリーズである事を理解すると共に、トレッキーであろうエイブラムス監督の作品愛によって蘇った今回の新たな「スター・トレック」は、単にマニア受けに走る事無く、新たなファンを増やした上でマニアをも満足させる作品として完成したのだ。

まあマニアでない私がマニア受けしているかどうかは判らないが・・・。

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消されたヘッドライン 09年アメリカ

2009年05月29日 13:06

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2009年5月27日MOVIX三郷にて鑑賞

評価★★★★★★★☆☆☆

監督:ケヴィン・マクドナルド

出演:ラッセル・クロウ、ベン・アフレック、レイチェル・アクアダムス、ロビン・ライト・ペン、ジェフ・ダニエルズ、ヘレン・ミレン他

原作:ポール・アボット(BBC・TVシリーズ)

原題:「STATE OF PLAY」

配給:東宝東和

上映時間:127分

元々はイギリスのBBCで放送されていたTVシリーズを、映画用に脚色し映画化した作品。TVシリーズでは石油会社と政界との癒着を描いていたが、本作では民間軍事産業に変更されている。
ある夜、麻薬常習犯とビザの配達人が殺される事件が起こる。ベテラン記者のカルが記事にするため調べるが、事件の全容は全く要領を得なかった。その後ある女性が列車事故で死亡するのだが、その女性と愛人関係だったと噂された人物がカルの旧友であるコリンズだったため、編集長命令によりコリンズとの接触を試みるカル。だがその事件が意外な方向へと動き出す・・・。
ラッセル・クロウの見た目はまあ別にして、上手く時代性を汲み取った非常に緊張感のあるポリティカルサスペンスだった。ベテラン記者カルと新人記者デラとの新旧確執や、民間企業の軍事産業委託に関する問題を実在の会社をモデルに映像化するなど、”今”を捉えた作品になっている。

アメリカの新聞社事情は判らないが、元々エリートが読み手の中心である一流新聞社も、今これだけネットが充実してしまうと会社存続の危機に直面しているだろう事は想像できる。だがそんな時代だからこそ、この作品の古臭い説教染みた新聞における重要性の訴え掛けも胸を打つ。

また本作に登場するポイント・コープ社は、創立から事業発展の展開がソックリな実在の会社が存在する。その事からも本作で描かれる非現実とも云える話の展開が現実に即していると思えて怖い。軍事産業の在り方や政治との癒着など、一般には表面化しにくい問題が浮き彫りにされている。

サスペンスドラマとしても、緊張感を持続する手堅い演出が功を奏し楽しめる。中々のデブっちょ具合が板に付いてきたラッセル・クロウは、やはり貫禄があり上手い。ベン・アフレックを始めとする他の出演者も、役柄の個性を生かした演出と演技によって安心して観る事が出来る。

ただちょっと気になるのは、今回の物語ではカルとコリンズが旧友関係であるために、記者としての有能さが必ずしも事件解決には結びつかないので、サスペンスとしての爽快感が薄くなってしまうのだ。人間ドラマとしては熱いモノを感じるが、この手の作品には似つかわしくない表現といえる。

まあそういった気になる部分もあるが、サスペンス映画としての醍醐味は十分味わえる作品だろうと云える。題材としても”今”観るべき作品であり、今だからこその臨場感が味わえるのだ。

ただ邦題には違和感を感じるのだが・・・私だけか?

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雑記(気になった事など)

【訃報】「トップガン」をはじめとする数々のアクション映画を手掛けてきたトニー・スコット監督が亡くなった。しかも自殺であるという可能性が濃厚と報道されている。もちろん他人の心の中が分かるはずもないんだけど、いい意味で頭を使わずスカッとする大作を連射(ここ最近は快作が多かった)してきた監督だっただけに、「何故?」という思いがどうしても頭から離れない。ホント人の気持ちは複雑なのだと実感する。ご冥福をお祈りします。

プロフィール

ひだっちょ

Author:ひだっちょ
埼玉在住のおっさん(パソコンは初心者)
性格:人見知りが激しく偏屈(ヒドイね)
趣味:映画(ホラー以外何でも)
定期購読誌:「映画秘宝」
        「HYPER HOBBY」
TV番組の好み:お笑い番組全般と特撮番組をよく観る.アニメ・ドラマは少々
好きな映画:「グラン・ブルー」
        「あの夏いちばん静かな海」
好きな戦隊:「タイムレンジャー」
        「メガレンジャー」
好きなライダー:「クウガ」「電王」
※個人的に「パワーレンジャー」の日本放映を願っている(切実に!)

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