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最後の忠臣蔵 10年日本

2011年01月21日 00:07

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2010年12月31日MOVIX三郷にて鑑賞

評価★★★★★★★★★☆

監督:杉田成道

脚本:田中陽造

出演:役所広司、佐藤浩市、桜庭ななみ、山本耕史、風吹ジュン、伊武雅刀、笈田ヨシ、安田成美、片岡仁左衛門[15代目]、柴俊夫、佐川満男、田中邦衛ほか

原作:池宮彰一郎

配給:ワーナー・ブラザーズ映画

上映時間:133分

「四十七人の刺客」などで知られる池宮彰一郎原作による同名小説を、「北の国から」シリーズの演出を手掛けてきた杉田成道が監督を務め映画化。主演は「十三人の刺客」に続き時代劇主演となった役所広司。
赤穂浪士による吉良邸討ち入りから16年後、主君・大石内蔵助によって、討ち入り後の家臣たちに対する配慮を命じられた寺坂吉衛門は、その使命をようやく終えようとしていた。その帰りの道すがら寺坂はかつての同門、瀬尾孫左衛門に似た人物を見かける。瀬尾は主君・大石にとっても一番の近しき家臣と云われていたが、討ち入り前夜に逃亡、その所在が不明であった。そのときはあまりに急な事で見失ってしまう寺坂だったが・・・。


(Yahoo映画レビューに投稿した「最後の忠臣蔵」感想文)


2010年最後の嬉しい驚きとなった傑作時代劇。チャンバラこそ最小限に抑えられているが、崇高で愚かで儚いひとりの侍の姿を、厳しくも暖かく視点で描いた作品であり、侍としての生き方を貫いた強さ以上に、侍としてしか生きられなかった哀しさが胸を打つ。今回役所広司が演じた、人としての色香を最大限感じさせる孫左の存在がとにかく素晴らしく、彼の生き方の是非はともかく自分は終始泣きっぱなしであった。

主君の命は絶対である侍社会だが、全ての侍たちがその精神を貫いた訳ではない。長く続いた太平の時代だからこそ、違った価値観が生まれてくる事もある。そんな中でも孫左は潔癖と云っていいほど真っ向汚れなき侍であり、その精神を曲げる事は何があろうとも決してできない。その意固地が例え周囲を不幸にする事が判っていたとしても、理屈ではどうにもできずに侍としての生き方を貫いてしまう。

だが、理屈ではどうにもならない感情が沸き上がるのも人間だ。人同士が関わり合う以上、どれほど崇高な侍精神を持っていようとも全ての感情を抑え込む事はできない。それが”人間”だからだ。そんな侍精神に抑え込まれた人間性を実に自然と描写した作品であり、時代劇だからこそ一過性でない感情の揺れが表現できたのだろう。

とにかく、時代劇にほんの少しでも興味があるのなら見逃す理由の見付からない作品であり、孫左の生き様をどう感じるかに評価の違いはあったとしても、是非多くの人に観て欲しい作品なのは間違いない。



ちなみに本作品で2010年の映画感想記事はお終いです。・・・ので、なるべく近い内に下半期のベストと年間ベストの記事を書きたいと思いますので。・・・もう1月も後半ですもんねェ・・・なるべく早くしないと。
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相棒-劇場版Ⅱ- 警視庁占拠!特命係の一番長い夜 10年日本

2011年01月20日 20:43

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2010年12月29日MOVIX三郷にて鑑賞

評価★★★★★☆☆☆☆☆

監督:和泉聖治

脚本:奧水泰弘、戸田山雅司

出演:水谷豊、及川光博、川原和久、大谷亮介、山中崇史、山西惇、六角精児、片桐竜次、小野了、原田龍二、神保悟志、益戸育江、小西真奈美、小澤征悦、石倉三郎、葛山信吾、名高達男、江波杏子、品川徹、宇津井健、國村隼、岸部一徳ほか

配給:東映

上映時間:119分

初放映から10周年を迎えた人気TVドラマシリーズ「相棒」の劇場版第二弾。主なスタッフ、出演者はTV版を継承しており、現在放映中のシーズン9では、本作のエピローグにあたるエピソードが公開前日に放映された。
田丸警視総監、長谷川副総監を始めとした12名の幹部が集まる定例会議が行われていた警視庁本部で、その12名を人質とした単独犯による籠城事件が起こる。偶然犯人と居合わせた特命係の神戸は、上司である杉下右京と共に独自に犯人と現場の情報収集を始める事に。一方警視庁内部では緊急特別対策本部を設置、犯人捕獲のため特殊部隊の準備を進めていた。その頃、籠城犯が元警視庁刑事の八重樫である事を付きとめた杉下は・・・。


(Yahoo映画レビューに投稿した「相棒-劇場版Ⅱ- 警視庁占拠!特命係の一番長い夜」感想文)


面白かったですよ、普通に。最後まで引き込まれたし。でもそれはあくまでも”相棒ワールド”の中での話であって、ああいった中途半端な試みを映画でやっては欲しくなかったなぁ。これじゃあ(多少スケールアップしただけの)”シーズン9第〇話2時間スペシャル”であって、映画としての価値なんて全然無いよ。大げさだけど。

ファン以外突き放した物語であるのもそうなんだけど、定規で計ったような、あまりに理路整然とし過ぎる展開なのも気になった。人のバイオリズムが一定の速度でないのと同じで、映画(ドラマでもそうだけど)などの表現の場合、語るモノによってそれぞれに合ったそれぞれのリズムを刻むものなのだが、本作にはそういったいい意味での余裕や無駄が無い。常に同じテンポで物語が展開していき、解決へ向かうリズムがあまりにも崩れない。

確かにこれまでのエピソードでもそういう傾向はあった(「相棒」では最多の和泉氏らしい手法とも云える)が、ここまで崩さなかったのはおそらく初めてだ。・・・何故か?そりゃもちろん本作における戦略のせいだろうね。エピローグとなるエピソードをドラマ版で作り、映画は事件の本番だけ、結局ああいった締め方をしてしまう、要は”承転”なんだよ、今回の劇場版は。だからリズムが崩れない、というか崩す場所が無いのだ。

もう一度言うが、”相棒”としては面白い。物語のクオリティは中々に高いし、作品を深く魅了するためには欠かせないエピソードだろう。だが、少なくとも私にとって本作は映画でなく、TVシリーズの流れで鑑賞する相棒のいちエピソードに過ぎない。なので評価も中途半端にさせてもらった。

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ウルトラマンゼロ THE MOVIE 超決戦!べリアル銀河帝国 10年日本

2011年01月18日 18:38

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2010年12月26日MOVIX三郷にて鑑賞

評価★★★★★★☆☆☆☆

監督/脚本:アベ ユーイチ

出演:小柳友、濱田龍臣、土屋太鳳、石橋保、さとうやすえ、ベンガル、きたろう、平泉成ほか

声の出演:宮野真守、緑川光、神谷浩史、関智一、西岡徳馬、若本規夫、川下大洋、宮迫博之ほか

音楽:川井憲次

配給:松竹

上映時間:100分

ウルトラマンシリーズ45周年を記念して製作された作品で、「大怪獣バトル ウルトラ銀河伝説 THE MOVIE」の続編。製作陣は前作から一掃されており、新たな布陣による、新たなシリーズとしての意味合いも強い。
一度はウルトラ戦士たちによって倒れたべリアルだったが、別宇宙で復活、全宇宙征服の野望を遂げるため銀河帝国を築き、様々な星への侵略を開始する。そんな中、惑星エスメラルダへの襲撃を開始したべリアル軍に立ち向かったミラーナイトは、なんとかエメラナ姫の単身脱出を成功させる。同じ頃、光の国では飛来してきたダークロプスたちの攻撃を受けていた。ウルトラ戦士たちの活躍によって何とか撃退するが・・・。


(Yahoo映画レビューに投稿した「ウルトラマンゼロ THE MOVIE 超決戦!べリアル銀河帝国」感想文)


個人的には無難に落ち着いた作品として仕上がったと思える本作。過去、それもウルトラシリーズではない作品のヒーローを蘇らせるといった新機軸を確立はしたが、それ以外に前作「大怪獣バトル」を凌駕する要素は特になく、せっかく切り開いた新たな道筋も、結局はこれまでのウルトラシリーズに立ち返る道を選んでしまう。まあそれでもこれまでに比べれば相当にハイテンションな作品ではあるんだけど。

ただ、その変化をどう捉えるかは各個人が決める事であって、あくまで「自分には物足りないかなぁ?」というだけに過ぎない。それに世間的な評判という事で云えば、おそらく前作より好意的に受け取られているようにも思える。それほど前作が革命的だったと共に、ウルトラ作品としてはかなり型破りな作風だった訳で、伝統的フォーマットを重要視してきたウルトラシリーズとそのファンにとっては賛否巻き上がる事になったのだ。

今後のシリーズも(おそらく)この路線を歩むのだろう。・・・う~ん、まあ観るけどね。

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ライトノベルの楽しい書き方 10年日本

2011年01月18日 13:18

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2010年12月23日池袋テアトルダイヤにて鑑賞

評価★★☆☆☆☆☆☆☆☆

監督:大森研一

脚本:高橋龍也

出演:須藤茉麻、佐藤永典、竹達彩奈、能登有沙、國府田マリ子、鈴木拡樹、五十嵐令子ほか

原作:本田透

配給:アートポート

上映時間:80分

本田透によるライトノベルを原作とした学園ラブコメディ。監督は本作がデビューとなる大森研一で、脚本はアニメを多く手掛けてきた高橋龍也。主演はBerryz工房の須藤茉麻と「月と嘘と殺人」の佐藤永典。
魚好き以外、特に取り柄のないごく普通の高校生・与八雲は、出版社に勤めるいとこ・心夏の強制的な手伝いにより、人気恋愛ライトノベル作家・姫宮美桜の原稿を取りに行く事に。だがその正体はクラスメートで剣術の達人の美少女、流鏑馬剣であった。周囲に隠れ執筆活動を行っていた剣は、その事をばらさぬよう強引に八雲に約束させ、その上でスランプに陥っている事を告白する。何とか力になろうとする八雲は・・・。


(Yahoo映画レビューに投稿した「ライトノベルの楽しい書き方」感想文)


どれほど特殊な世界観であっても人の心を打ち震わせる事はできる。小説や漫画、アニメであればその定義はまた違ってくるかもしれないが、たとえ奇妙奇天烈な設定を人が演じようとも、作り手の魂が宿る事で素晴らしき作品に成り得る。判りやすいのは特撮作品で、決して現実化しないであろう世界観でありながらも質の高い人間ドラマとして成立する・・・場合がある。全てではないのは当然としても。


本作は学園を舞台にしたラブコメディであり、現実的にはあっておかしくない様相(基本的な世の中の仕組みといったザックリな部分だが)を体しているが、その実、細かな部分はそのほとんど全てが現実にはあり得ない要素で構成されている。特にゲーム、恋愛シミュレーションなどにみられる、その世界では王道の、作り手にとって非常に都合のいい定義だけで構成された世界観になっている。

それは同時に、受け手にとっても都合のいい、心地よい世界でもある。バイキングで好きな食べ物だけを拾って食べる、健康面を考えない”偏食”と一緒で、周りの意見を受け入れる、もしくは与える側か自分の趣向を意識的に変えなければ、いつまで経ってもそれだけで満足してしまい、ヘタに心地いいがために変化を受け入れる事を拒んでしまう世界だ。意識・無意識は別にしても。

この作品に用いられた手法のほぼ全ては、これまでゲーム等で散々っぱら使われてきたモノと何ら変わりはない。いや、さらにコアな趣向であるため、表現としてはむしろ退化(幼稚化)しているとも云える。せめてノベルやゲーム、アニメならまだしも、血の通った人間が声高らかと、しかも映画として発表するような代物ではない。

この作品だからこそ、この世界観だからこそ描ける何か、があればいい。たとえそれがアニメの実写化だろうが、成功している例はあるのだから(「ネギま」や「セーラームーン」などがそうだ)。だが本作は、都合のいい部分だけ現実に抱っこしてもらい、都合の悪いはフタをしてしまうといった、”逃げた先に行き着いただけ”の表現であって、内輪受け以上のモノは何も無い。少なくとも自分にとってはそうだ。


実は、ほんの少しだけ期待はした。ライトノベルとして新たな表現法を確立した!とか、新機軸を打ち出した!とか、ライトノベル(というかこういった世界観)だからこそ感じられる何かがある!・・・とか。だがそんなモノは何も無い、単に偏食が進んだだけの物語であり、好きな人にはたまらないだろうが、その絶対数は限りなく低いであろう作品だった。

しかも本作は、恋愛以上に家族の在り方を提示する。人を形成する上で基本となる”家族”をだ。だが、レビューにも書いたようにそのカタチはあまりにいびつであり、その方法論は陳腐極まりない。実写映画になったかよりそう感じるのだろうけど、何の魂も宿らない家族の表現には、ハラワタ煮えくり返る以上にうす気味悪かった。


もちろん私が勝手にそう感じているだけであって、それが正しい思考だなんて言う気はない。が、そう思ったのも事実だ。こういう書き方をして不快に思う人もいるだろう。それに関しては「申し訳ない」と言う他ないが、映画として発表されたのだから自腹で観た以上、意見を言う権利はある筈だ。どうかご勘弁して頂きたい。

・・・実際、Yahooでは自分に対する批判が予想通りあったしね。ただあの比喩は勘違いもいいところだけど。

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仮面ライダー×2 オーズ&ダブル feat.スカル MOVIE大戦CORE 10年日本

2011年01月11日 18:35

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2010年12月21日MOVIX三郷にて鑑賞

評価★★★★★☆☆☆☆☆

監督:田竜太

脚本:三条陸、井上敏樹

出演:吉川晃司、桐山漣、菅田将暉、山本ひかる、木ノ本嶺浩、山本太郎、かでなれおん、渡部秀、三浦涼介、高田里穂、有末麻祐子、甲斐まり恵、宇梶剛志、大口兼悟、彩也子ほか

原作:石ノ森章太郎

配給:東映

上映時間:100分

昨年から制作が開始された2大ライダーが共闘するMOVIE大戦の第2弾。今回は9月いっぱいで放映が終了した「ダブル」と、現在放映中の「オーズ」の共演となる。演出は前年に引き続き田竜太監督が務めている。
亜樹子と照井の結婚式当日、風都の街に怪人が現れる。翔太郎とフィリップはWに変身し現場へと駆け付けるが、そいつはドーパントではなく、妙なメダルを吐き出す見た事のない怪人であった。照井と共に花嫁衣装のまま現場へ来てしまった亜樹子は、その怪人の不思議な能力によって亜樹子の父親・鳴海壮吉の過去を巡る事になり、そこで何故父親が仮面ライダースカルへとなったかを知る事となってしまうのだった・・・。


(Yahoo映画レビューに投稿した「仮面ライダー×2 オーズ&ダブル feat.スカル MOVIE大戦CORE」感想文)


やはり無理な企画なんだと思う。共闘と云ってもガッツリ組むのは終盤だけであって、それまではそれぞれの世界観で話が進んでいくため、感覚的には2本の作品を観るに等しく、それを1本の作品として捉えるが非常に難しいのだ。もちろんそんな常識を吹っ飛ばしてきたのが特撮作品なんだけど、それでもそれら全てを意識せず観るにはどうやら私は歳を喰い過ぎてしまったらしく・・・まあ実際私のようなおっさんに向けて作られているシリーズではないんだけど。・・・言葉にすると哀しいな。

それに正直言って(何度か書いた事あるけど)、どうしても映画としては評価できないんだよねェ。特にライダーなんかは(作品にもよるんだけど)TVシリーズあってこその劇場版なので、どういう位置付けとして捉えていいのかが判らない。結局「今年はどうだった?」と云った比較論に終始しちゃうんだよ。それを意識しているかはまた別としても、そういう感想になってしまう人も多いのではないだろうか?(例えば「夏の「W」の劇場版は、歴代でも一番面白かったよ!」・・・てな感じに)

ん~、まあ~、でもそれくらいのスタンスでいいんだろうなぁ・・・実際TVシリーズは普通に楽しんでいるし、劇場版だって観ているときはそんな事考えてないしね。

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ゴースト もういちど抱きしめたい 10年日本

2010年12月31日 17:03

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2010年12月10日MOVIX三郷にて鑑賞

評価★☆☆☆☆☆☆☆☆☆

監督:大谷太郎

脚本:佐藤嗣麻子、中園ミホ

出演:松嶋菜々子、ソン・スンホン、鈴木砂羽、橋本さとし、宮川大輔、黒沢かずこ、松金よね子、樋田慶子、波岡一喜、嶋田久作、温水洋一、芦田愛菜、樹木希林ほか

原案:1990年公開作品「ゴースト/ニューヨークの幻」

配給:パラマウント ピクチャーズ ジャパン、松竹

上映時間:116分

1990年に公開された「ゴースト/ニューヨークの幻」を、舞台を現代の日本に移しリメイクした作品。大方の予想どおり失敗となったリメイクだが、予想以上にツッコミ処が多いのでそういう意味では楽しめる作品でもある。
若き女性会社経営者として多忙な日々を送る七海は、ある朝見知らぬ家のベットの上で眼を覚ます。身に覚えのない七海は、その家にいた男性に無理矢理連れ込まれたと勘違いをし、問答無用に頬を叩いて帰ってしまう。だが酔っ払って絡んできたのは七海の方であり、その男性は紳士な態度で振舞っていたのだった。後日、その男性の家に謝罪に行った七海は、その男性が韓国から留学してきた陶芸家である事を知り・・・。


(Yahoo映画レビューに投稿した「ゴースト もういちど抱きしめたい」感想文)


Yahooにレビューを投稿した後に元作品の「ゴースト」を観返してみた(懐かしかったぁ~)けど、やっぱ勘違いも甚だしい珍作だよ、このリメイク作品は。だいたい死んでしまった人にまた会える可能性を示唆する事がどれほど残酷なのか、それをさして考えもせず、上っ面ばかりを整え綺麗事なラブストーリーとして片付けてしまうバカさ加減、救いようのないほど低レベルな志で作った物語としか思えないよ。

しかもそれ以上に演出が陳腐ってどういう事なのかね?救いが無くなっちゃうじゃん。正直「ゴースト」がどうとかいう以前の問題であって、「ゴースト」という元ネタがあるからなんとか興味を失わないで済むけど、オリジナルでこんなの作られたらハラワタ煮えくり返るだけじゃあ済まないでしょ。少なくとも自分はそうだ。

なんか行き着くとこまで行った感じがするなぁ。もうネタとしてしか観れないよ、こんな作品。

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酔いがさめたら、うちに帰ろう。 10年日本

2010年12月31日 15:56

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2010年12月5日シネスイッチ銀座にて鑑賞

評価★★★★★★★☆☆☆

監督/脚本:東陽一

出演:浅野忠信、永作博美、市川実日子、利重剛、藤岡洋介、森くれあ、高田聖子、柊瑠美、甲本雅裕、渡辺真起子、堀部圭亮、志賀廣太郎、北見敏之、螢雪次朗、光石研、香山美子ほか

原作:鴨志田穣

配給:ビターズ・エンド、シグロ

上映時間:118分

漫画家・西原理恵子の元夫で、戦場カメラマンの鴨志田穣が自身のアルコール依存症の経験を綴った自伝的小説を、「わたしのグランパ」などの東陽一監督が映画化。主演は浅野忠信と永作博美。
かつて戦場カメラマンとして世界中を駆け回ってきた塚原安行は、重度のアルコール依存症を患っており、その事で人気漫画家で妻の園田由紀とも離婚、病状は深刻さを増し何度も生命の危機に立たされていた。何度目かの吐血の末、ついにアルコール病棟へ入院した安行は、その病棟で出会った人々と交流していく内に・・・。


(Yahoo映画レビューに投稿した「酔いがさめたら、うちへ帰ろう。」感想文)


強烈なエピソードやドラマティックな展開がなく、感動を煽るような描写も抑えられているなど、家族愛を語るには物足りない表現かもしれないけど、私はこういった積み重ねによって語られていく作風が結構好きらしく、穏やかな感動を得る事ができた。綺麗事ではないからこそ感じ取れる愛情表現であり、傍目にどう映るかは様々だろうけど私には羨ましくなるくらい幸せな家族に思えた。

当たり前にあるからこそ、かけがえのない幸せなのだ。それに気が付けたこの家族は幸せ者なのだろう。

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SPACE BATTLESHIP ヤマト 10年日本

2010年12月29日 23:35

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2010年12月4日MOVIX三郷にて鑑賞

評価★★★☆☆☆☆☆☆☆

監督:山崎貴

脚本:佐藤嗣麻子

出演:木村拓哉、黒木メイサ、柳葉敏郎、緒形直人、池内博之、マイコ、矢柴俊博、波岡一喜、斉藤工、三浦貴大、堤真一、高島礼子、橋爪功、西田敏行、山崎努ほか

原作:西崎義展

配給:東宝

上映時間:138分

1974年に放送が開始されたアニメ「宇宙戦艦ヤマト」を、「ALWAYS三丁目の夕日」の山崎貴が監督を務め実写映画化。当然ながら賛否両論飛び交っているが、私はヤマトに思い入れが無いのでそういうのはナッシング。
2194年、外宇宙から突如現れた敵・ガミラスによる地球への侵攻によって、人類の大半が死滅してしまう。その5年後、地球が放射能で汚染される中、かつてのエースパイロット・古代進は隕石らしき物体と遭遇し奇妙な体験をする。その隕石を調べてみると、はるか彼方のイスカンダル星から送られてきた放射能除去装置である事が判明、沖田艦長にヤマト発進の命が下る。そこには引退したはずの古代も乗り込んでおり・・・。


(Yahoo映画レビューに投稿した「SPACE BATTLESHIP ヤマト」感想文)


「ヤマト」がどうこういうより、単純にカッコいいと思えなかった。せっかく”日本人だけ”で地球を救いに出発するのに、日本人には似合わないアメリカBANZAIなカッコよさばっか追及してるんだもん。監督がアメリカに対して過剰な憧れを持っているのは彼の作品の題名を見れば一目瞭然なんだけど(そのくせ扱う題材は日本人的心を訴えるモノが多いんだよなぁ・・・矛盾)、憧れを持って表現しちゃあダメでしょ。その時点で勝てる訳はない(まあ勝ち負けの問題じゃないんだけど)し、そもそも文化が違うんだから。

死ぬ順番を待っているような物語の展開もいい加減飽き飽きだし、死ぬ事をカッコよく見せようとするその姿勢もホント勘弁して欲しい。死は無意味で、無慈悲で、無情でしかない、特に戦争での死は(全てとは云わないが)そう描かれるべきだろう。「ヤマト」は設定上、多少意味合いは違うけれど、それにしたってカッコつけ過ぎでしょ、みなさんがみなさんとも。そうでもしないと描けなかった脚本に大いなる問題もあるけど。

・・・夫婦かぁ。この記事を書くんで調べてみて初めて気が付いた(え?有名?)んだけど、かなりビックリしちゃった。そういう事で差別するべきではないのは判っているんだけど・・・一生懸命がんばって客観的に見ても適材ではないでしょ、やっぱ。「ヤマト」を大して理解していない私でさえ「断われよ」って思うもん。まあその辺が夫婦だからこそなのか・・・どうかは判らんけどねェ。

とりあえず次の同系列での話題は「あしたのジョー」だな。監督には一切期待してないけど。

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武士の家計簿 10年日本

2010年12月29日 21:53

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2010年12月4日MOVIX三郷にて鑑賞

評価★★★★★★☆☆☆☆

監督:森田芳光

脚本:柏田道夫

出演:堺雅人、仲間由紀恵、松坂慶子、中村雅俊、西村雅彦、草笛光子、伊藤祐輝、藤井美菜、大八木凱斗、嶋田久作、宮川一朗太、小木茂光、茂山千五郎ほか

原作:磯田道史

配給:アスミック・エース、松竹

上映時間:129分

磯田道史原作「武士の家計簿『加賀藩御算用者』の幕末維新」を、「模倣犯」「間宮兄弟」の森田芳光が監督を務め映画化。時代劇であって剣劇ではないという異色時代劇でもある。主演は堺雅人と仲間由紀恵。
会計処理の専門職、御算用者として代々加賀藩の財政に携わってきた猪山家八代目の直之。江戸時代後期になり、加賀百万石とうたわれた藩も財政状況は厳しく、加えて武家社会には身分が高くなるほどに出費も増えるという構造的問題も抱えていた。人一倍算段に長けていた直之は、幕府の不正帳簿に気が付き上告するが・・・。


(Yahoo映画レビューに投稿した「武士の家計簿」感想文)


NHKの番組に原作者の人が出演していた。まだ30代後半と年齢は若いが典型的五里霧中型研究者だったのが面白かった。普通の歴史学者が手を出さない分野に別の角度から斬り込み視野を広げ研究する、だからこそ本作のような作品が生まれたのだろう。そういう意味ではいくらでも研究を続けて欲しい学者だと思った。・・・夢中になり過ぎて食事を取らず、貧血で倒れた事が何度もあるそうだが・・・気を付けて下さい。

ちなみに最近夢中なのが”忍者”だそうだ。身を隠す生業であるために資料が残っていないと思われがちだが、よくよく調べてみると僅かながらにあるらしい。紹介した記述で面白かったのが忍者(職業)を引退する理由なんだけど、一番多いのが”腰痛”だそうだ。思わず「なるほど!」って叫んじゃったよ。これまで作られたどの時代劇にもそんな事描かれてない(もしあったらスイマセン)んだけど、それでも瞬時に納得できる。やっぱ面白いよねェ、事実って。

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さらば愛しの大統領 10年日本

2010年12月29日 18:00

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2010年12月1日MOVIX三郷にて鑑賞

評価★★★★★★☆☆☆☆

監督:柴田大輔、世界のナベアツ

脚本:山田慶太

出演:宮川大輔、ケンドーコバヤシ、世界のナベアツ、吹石一恵、大杉漣、志賀廣太郎、前田吟、宮迫博之、仲村トオル、釈由美子、水野透、中川家剛、中川家礼二、高橋茂雄、河本準一ほか

配給:アスミックエース

上映時間:87分

お笑い芸人の世界のナベアツが共同監督・出演を務め作り上げた奇想天外なエンタメムービー。宮川大輔やケンドーコバヤシなどお笑い芸人が大挙出演の中、何故かリットン調査団の水野が一世一代の晴れ舞台を披露する。
大阪府知事に立候補したお笑い芸人の世界のナベアツ。見事当選を果たしたナベアツはすぐさま大阪を日本国から独立国家宣言をし、”大阪合衆国”を名乗る。一方、初代大統領となったナベアツに暗殺予告が届き、府警でも有名な迷コンビの早川・番場の両刑事に犯人摘発の指令が下るのだが・・・。


(Yahoo映画レビューに投稿した「さらば愛しの大統領」感想文)


映画としては駄作も駄作、頭に思い浮かぶのは欠点ばっかりという、とてもではないが人にオススメなどできない作品なんだけど、う~ん、自分でビックリするくらい号泣しちゃったんだよねェ。一応理由らしきモノはレビューに書いたんだけど、それでもいまひとつ整理できないというか・・・ホント不思議な体験だった。おそらくもう一度観たとしても大した感情は沸かないだろう。そのときの自分に置かれた現状や感情がごちゃ混ぜになる事で何かしら化学反応した結果の号泣・・・のように思う。

あと自分は、演出端ではない人が映画を作ろうって時に応援したくなってしまう・・・傾向がある。最近で云えば小栗旬や岸谷吾郎が監督した作品なども、映画の出来は正直悪いんだけどそれ以上に評価を高くしてしまった。カタチとして見えるモノではないので理由を説明は難しいんだけど、”作り手の心意気”を何となく感じるのだ。そこに技術が追い付かないのは当然で、だからこそ空回りした駄作にも成り得るんだけど、それ以上に作品そのモノを好きになるようで、鬱陶しいだろうけど応援したくなってしまうのだ。

本作品もその傾向はある。やり方はへったくそだけど、ナベアツの心意気は(おそらく)本気だろう。今後監督業をするのかは判らないが、もし本意気なら技術を是非身に付けて欲しい。それでやっと真の評価が下る筈だ。

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雑記(気になった事など)

【訃報】「トップガン」をはじめとする数々のアクション映画を手掛けてきたトニー・スコット監督が亡くなった。しかも自殺であるという可能性が濃厚と報道されている。もちろん他人の心の中が分かるはずもないんだけど、いい意味で頭を使わずスカッとする大作を連射(ここ最近は快作が多かった)してきた監督だっただけに、「何故?」という思いがどうしても頭から離れない。ホント人の気持ちは複雑なのだと実感する。ご冥福をお祈りします。

プロフィール

ひだっちょ

Author:ひだっちょ
埼玉在住のおっさん(パソコンは初心者)
性格:人見知りが激しく偏屈(ヒドイね)
趣味:映画(ホラー以外何でも)
定期購読誌:「映画秘宝」
        「HYPER HOBBY」
TV番組の好み:お笑い番組全般と特撮番組をよく観る.アニメ・ドラマは少々
好きな映画:「グラン・ブルー」
        「あの夏いちばん静かな海」
好きな戦隊:「タイムレンジャー」
        「メガレンジャー」
好きなライダー:「クウガ」「電王」
※個人的に「パワーレンジャー」の日本放映を願っている(切実に!)

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