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その後のイエスメン

2009年04月27日 15:58

4/26放映の「松嶋×町山 未公開映画を観るTV」を鑑賞。今回は前回に引き続き「THE YES MEN」というドキュメンタリー映画の後編部分を放映。

お笑いテロリストともいえる活動を行っている「イエスメン」。前回放送分では主にWTO(世界貿易機関)をターゲットに様々な活動を紹介していた。今回はそのWTOおちょくり作戦に終止符が打たれる。

ただ実際は予定していた講義が延長になってしまったので、その前に学生相手に別のネタを披露する事になった。貧困層における食糧問題の解決法だ。

※下品なネタなので注意!

以前NASAでは宇宙食に自分の排泄物を利用できないかとの研究がなされていた。人は補給した栄養を20%程度しか吸収しないので、残りの栄養を残したまま排泄してしまうのがもったいないと。で、WTOではその発想を元に、食料の再利用法を考えついた・・・と。

察しのいい人なら気が付くと思うが、例えばマクドナルドのハンバーガーを食べる→排泄する→それをまたハンバーグの具にする→それをまた食べる。その再利用を繰り返せば食糧不足の回復になると。ワザワザCGでその映像を作成し、学生たちに見せるのだ。(しかも講義の前にハンバーガーをみんなに配って食べさせている!)

当然学生たちは怒り、抗議する。「人を屈辱するな」「人権侵害だ」「貧困層なら何を食べさせても何とも思わないのか」。だがイエスメンはそれがWTOの企業としての姿勢と突っぱねてしまう。ところが彼らの狙いはそこにある。その問題定義した事実と、それに対し反論・反発したという学生たちの気持ちが大事なのだ。

前回の学会のシーンで、「貧困層に最低賃金で働かせ大企業は潤っている。それは今まだ続く”奴隷制度”に他ならない」といった発言をしたときに、会場の大人たちは誰一人意見を述べず納得をしてしまった。それが当たり前だという恐ろしい認識になっているのだ。それに比べれば学生たちはまだその意識に支配されてない純真な気持ちを持っているのかもしれない。


そして最後の大目玉企画は、”WTOの解散を発表する”だ。勝手に。今までの企業の体質を全面的に改め、再出発をするといったとんでもない発表である。「今までは大企業優先、先進国の発展ばかりに務めてきたが、これからは今まで溜め込んできた財力を注ぎ込み、発展途上国が潤うように努力する」と発表してしまう。

これが会場に来た全ての人たちの賛同を得る。”当たり前にいい事をする”と言っただけで。更にこれが新聞にまで掲載されてしまい、悔い改めたWTOに対し”やっぱり今までのやり方は間違っていたんだ、ようやくその事に気が付いてくれた”と、今までに対しての批判とこれからに対しての賛辞を書かれてしまったのだ。

しかしそんな事をして訴えられないのか?と思うのだが、どうやらアメリカでは冗談に対して訴えなどをしてしまうと、その企業は”カッコ悪い”と言う事になってしまうらしい。要は世間的評判が落ちるという事だ。イエスメンは反対抗議ではなく、賛同しながらもおちょくるやり方なので誰も訴えない。実に頭のいいやり方と言える。


そしてこの作品以降も様々な活動を続けているようだ。04年の大統領選挙の時には、「YES,BUSH CAN!」と描かれたバスで全国を回り、ブッシュの応援だと駆けつけた人たちに向かって「ブッシュ支持なら、イラク戦争にあなたの息子を兵隊として送り、ブッシュが増やした財政赤字を減らすためあなたの年金を放棄して下さい」などと呼びかける。

また昨年、NYタイムズそっくりの号外を数千人のボランティア協力の下、120万部もタダで配ってしまった。「イラク戦争終結」「ブッシュ元大統領を国家反逆罪で起訴」などの見出しがあり、当然全て嘘っぱちなんだけど書いてある事は正しく、誰もがそうなって欲しいという希望でもあるのだ。


日本人的な倫理観からすればイエスメンたちの活動はちょっと思い付かないし、ましてや行動に移すなんて何かの番組の企画でもない限りまずあり得ない。活動資金も有名人からの寄付(日本人に判り易い人だとジョージ・クルーニーとか)があるようで、そのシャレの効いた助成もやはりアメリカ人っぽいと云えるかもしれない。

ちなみに「THE YES MEN」は続編が完成したそうだ。ま、日本では公開しないだろうが。

※この記事は「未公開映画を観るTV」を一度見ただけで書いているので、詳細に違いがあるかもしれません。それと町山智浩著「キャプテン・アメリカはなぜ死んだのか」を参考に書かせて頂きました。
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雑記(気になった事など)

【訃報】「トップガン」をはじめとする数々のアクション映画を手掛けてきたトニー・スコット監督が亡くなった。しかも自殺であるという可能性が濃厚と報道されている。もちろん他人の心の中が分かるはずもないんだけど、いい意味で頭を使わずスカッとする大作を連射(ここ最近は快作が多かった)してきた監督だっただけに、「何故?」という思いがどうしても頭から離れない。ホント人の気持ちは複雑なのだと実感する。ご冥福をお祈りします。

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ひだっちょ

Author:ひだっちょ
埼玉在住のおっさん(パソコンは初心者)
性格:人見知りが激しく偏屈(ヒドイね)
趣味:映画(ホラー以外何でも)
定期購読誌:「映画秘宝」
        「HYPER HOBBY」
TV番組の好み:お笑い番組全般と特撮番組をよく観る.アニメ・ドラマは少々
好きな映画:「グラン・ブルー」
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好きな戦隊:「タイムレンジャー」
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