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レイチェルの結婚 08年アメリカ

2009年04月27日 17:11

IMG_4055.jpg

2009年4月26日ルシネマにて鑑賞

評価★★★★★★★☆☆☆

監督:ジョナサン・デミ

出演:アン・ハサウェイ、ローズマリー・デウィット、ビル・アーウィン、トゥンデ・アデビンペ、マーサー・ジッケル、アンナ・ディーヴァー・スミス、デブラ・ウィンガー他

原題:「RACHEL GETTING MARRIED」

配給:ソニー・ピクチャーズ・エンタテインメント

上映時間:112分

「羊たちの沈黙」などでも知られるジョナサン・デミ監督による、ある一家の結婚にまつわる物語で、ひとつの家族の在り方をリアリティある描写で描いている。脚本が80歳にして未だ現役監督シドニー・ルメット!・・・の娘ジェニー・ルメットで、長編映画は初になるそうだ。

ある施設から出所したキムは、姉であるレイチェルの結婚式に参加するため9ヶ月振りに家に帰る。家では結婚の準備が着々と進められている中、キムの帰りを素直に喜ぶレイチェル。だがキムはどうしても消せないわだかまりがあるために、何かと反抗的な態度に出てしまうのだった・・・。

題名は「レイチェルの結婚」だが、主役はアン・ハサウェイ演じるキムになる。中々の問題児で、彼女を中心に様々な出来事が起こるが、その騒動がある故に家族というモノを改めて考えさせられる作品となる。作風はリアリティそのもので、まさにホームビデオの映像を抜き取った様な感覚に陥る。

観始めてすぐに感じるのは、その”造り込まれていない”感だ。これは批判ではなく、リアリティ追求のためにあえて行っている演出で、即効の演技と、アドリブでさえ取り入れる柔軟さによって、その場に居る空気感を非常に重要視して取り組んだ演出法になっている。

説明セリフは極力削ってあり、会話だけで物語が成立する。演者たちは極めて自然な演技を披露し、観客はその情景を身近に感じる事ができる。ただリアルな情景を表現するあまり、映画的という意味での無駄が結構多い。

この作品は結婚式前後の何日かが描かれるのだが、その準備や式で行われているイベントをそのままダイレクトに映し出してしまう。ああいったイベント事では誰もが少なからず感じてしまう、出演者にとっての退屈な時間をも長々と見せてしまうのだ。

ただこれは確信犯的に狙った演出とも云えるので、鑑賞側の受け取り方次第で作品の評価は変わってしまうだろう。それこそ出演者たちの演技には文句の付け処など全く無いのだ。アン・ハサウェイでさえいつもと違いその演技に魅了されてしまった。だからこそ作風の好みが重要になってくる。

それと普遍的な結婚騒動を描いてはいるのだが、そこで起こる様々な問題にちょっとドラマ性を感じてしまう。特に日本人には馴染みの無い問題が多く、そこにリアリティの限界も感じる。ただこれは作品自体にリアリティがあり過ぎるための弊害ともいえる。普通なら気にならない程度だろう。

それでも上質な人間ドラマである事に変わりは無く、家族のひとつの在り方を垣間見る事ができる。また”アメリカ映画”では考えられないほどアクティブな製作体制で造られた作品であり、形式的決まり事をいい意味で取り払った自由な作風が面白い作品でもある。

本来モノ造りとはこうあるべきなのかもしれないなぁ。
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雑記(気になった事など)

【訃報】「トップガン」をはじめとする数々のアクション映画を手掛けてきたトニー・スコット監督が亡くなった。しかも自殺であるという可能性が濃厚と報道されている。もちろん他人の心の中が分かるはずもないんだけど、いい意味で頭を使わずスカッとする大作を連射(ここ最近は快作が多かった)してきた監督だっただけに、「何故?」という思いがどうしても頭から離れない。ホント人の気持ちは複雑なのだと実感する。ご冥福をお祈りします。

プロフィール

ひだっちょ

Author:ひだっちょ
埼玉在住のおっさん(パソコンは初心者)
性格:人見知りが激しく偏屈(ヒドイね)
趣味:映画(ホラー以外何でも)
定期購読誌:「映画秘宝」
        「HYPER HOBBY」
TV番組の好み:お笑い番組全般と特撮番組をよく観る.アニメ・ドラマは少々
好きな映画:「グラン・ブルー」
        「あの夏いちばん静かな海」
好きな戦隊:「タイムレンジャー」
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※個人的に「パワーレンジャー」の日本放映を願っている(切実に!)

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