ホーム

スポンサーサイト

--年--月--日 --:--

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

スポンサー広告

GOEMON 09年日本

2009年05月07日 11:20

IMG_4308.jpg

2009年5月2日MOVIX三郷にて鑑賞

評価★★☆☆☆☆☆☆☆☆

監督/脚本:紀里谷和明

出演:江口洋介、広末涼子、ゴリ(ガレッジセール)、大沢たかお、要潤、玉山鉄二、中村橋之助、平幹二朗、伊武雅刀、奥田瑛二他

配給:松竹/ワーナー・ブラザーズ映画

上映時間:128分

「CASSHERN」の紀里谷監督が手掛けるファンタジー戦国絵巻大作。時代劇をモチーフとしながらも、独自の解釈と圧倒的ビジュアルによって監督オリジナルの世界観を造り出している。各国での上映も決定しており、日本映画が誇るエンタテインメント作品として世界に向け発信される事となった。

作品はクソつまんねーが。(私にとってはですよ?)

盗んだ金銀財宝を貧乏人にバラ撒く世紀の大泥棒『石川五右衛門』。ある時盗みに入った金庫で南蛮製の箱を見付けるが、中身が空だったので捨ててしまう。実はその箱には織田信長暗殺に関する重要な証拠が隠されているのだが、それを知らない子供が拾って持ち帰ってしまうのだった・・・。

私は映画というモノに対し並々ならぬ想いを描いている。他人には鬱陶しいだけだが。だから紀里谷監督の映画に対するスタンスを聞いてしまうと単純に腹が立つ。”映画監督に憧れや固執が無く、他の映画が面白くないから自分で造っている”だそうだ。今までどんだけ映画を観たかは知らんが。

だから純粋な映画ファンであればあるほどアラ探しをしたくなる、と思う。「偉そうな事言って、じゃあアンタが造った作品はどうなんだ?」という訳だ。映画界において素人同然の紀里谷氏が、何故これほど実権を握れるかは別として、なるべく冷静に評価したいと思う。

まず前作の「CASSHERN」よりは面白い。既成外的な作品と言われているが、物語は至って王道であって、五右衛門の生き様を描ききったという意味で多少熱くなれる部分もある。青臭いイデオロギーではあるが、紀里谷監督のメッセージは比較的判り易く受け取る事ができるだろう。

ファンタジーな戦国絵巻も、アニメに耐久があれば問題は無い。だが映画にとってビジュアルは単に背景に過ぎず、その背景に主張が強すぎると観客は集中力が散漫してしまい物語に没頭できなくなってしまう。この作品はその典型で、ビジュアルが物語に勝ってしまっている。

アクションでは役者の頑張りが一向に伝わってこないのが残念だ。テンポが速すぎでその上画像をいじくり回すため、何をしているのかが全く判らない。アクションの基本は”行っている事の凄さを、いかに魅せられるか”だ。CGを駆使して魅せるやり方は今の時代当然だが、それに頼りすぎては役者自身の意味が無くなってしまう。

そのCGも期待ほどの驚きは無く(5年前に押井守監督の「イノセンス」でやってしまっている)、実写との融合も違和感が拭える事は最後まで無かった。監督は「この予算ではこれが限界」といっているがそんな事観客には関係無い、そこまでしてその表現にこだわった意味を見せて欲しかった。

映画としては基礎の基礎、”人間を描く””物語を語る”が全くできないのに、自分のこだわりばかりを優先してしまう。映像の既成概念をぶっ壊すのは結構だが、それは基礎工事ができるからこそ壊せるのであって、基礎が無ければただの破壊だ。壊したその先には何も残らないのが判らないのか?

それと個人的には嫌いな役者が大挙出演しているのにも困った。特に大沢たかお。何故か日本映画界では重宝されるが、その出演作品はことごとくつまらない。彼の理想概念は常に作品に反映され、この作品でもその説教臭さに呆れてしまう。・・・ホント、何がいいのかサッパリ判らん。

あまり冷静な評価ではないかもしれないが、これが率直な感想だ。映画の基礎が無く、今後も学ぶ気は無いのだから、全ての実権を握れる紀里谷氏にビジュアル以外の発展は期待できない。今後も自己満足な変わり映えのしない作品を造り続けるのだろう。


※雑誌「宇宙船」2009春号、紀里谷氏インタビューより抜粋

「映画監督です、って胡坐をかいている人たちがいます。それじゃあ、面白い映画を見せてよと言いたい。僕は映画監督という職業に対する憧れは全くないんです。」

これ読んで、その人の造った作品がこれじゃあ文句も言いたくなるでしょ?
スポンサーサイト

映画/邦画/2009上半期 コメント: 0 トラックバック: 0

< 前の記事 ホーム 次の記事 >

コメントを書く






    



管理者にだけ公開させる

ホーム

黒ねこ時計 くろック D03

カレンダー+最終更新日

09 | 2017/10 | 11
1 2 3 4 5 6 7
8 9 10 11 12 13 14
15 16 17 18 19 20 21
22 23 24 25 26 27 28
29 30 31 - - - -

雑記(気になった事など)

【訃報】「トップガン」をはじめとする数々のアクション映画を手掛けてきたトニー・スコット監督が亡くなった。しかも自殺であるという可能性が濃厚と報道されている。もちろん他人の心の中が分かるはずもないんだけど、いい意味で頭を使わずスカッとする大作を連射(ここ最近は快作が多かった)してきた監督だっただけに、「何故?」という思いがどうしても頭から離れない。ホント人の気持ちは複雑なのだと実感する。ご冥福をお祈りします。

プロフィール

ひだっちょ

Author:ひだっちょ
埼玉在住のおっさん(パソコンは初心者)
性格:人見知りが激しく偏屈(ヒドイね)
趣味:映画(ホラー以外何でも)
定期購読誌:「映画秘宝」
        「HYPER HOBBY」
TV番組の好み:お笑い番組全般と特撮番組をよく観る.アニメ・ドラマは少々
好きな映画:「グラン・ブルー」
        「あの夏いちばん静かな海」
好きな戦隊:「タイムレンジャー」
        「メガレンジャー」
好きなライダー:「クウガ」「電王」
※個人的に「パワーレンジャー」の日本放映を願っている(切実に!)

カテゴリ

未分類 (16)
映画的雑記 (67)
特撮・玩具的雑記 (28)
雑多雑記 (24)
映画/年間ベスト&ワースト (4)
映画/洋画/2012 (1)
映画/邦画/2012 (1)
映画/洋画/2011 (15)
映画/邦画/2011 (6)
映画/洋画/2010下半期 (47)
映画/邦画/2010下半期 (52)
映画/洋画/2010上半期 (47)
映画/邦画/2010上半期 (49)
映画/洋画/2009下半期 (59)
映画/邦画/2009下半期 (55)
映画/洋画/2009上半期 (61)
映画/邦画/2009上半期 (46)
ミニプラについて (3)
ミニプラ/特命戦隊ゴーバスターズ (6)
ミニプラ/海賊戦隊ゴーカイジャー (6)
ミニプラ/天装戦隊ゴセイジャー (16)
ミニプラ/侍戦隊シンケンジャー (11)
ミニプラ/炎神戦隊ゴーオンジャー (6)
ミニプラ/獣拳戦隊ゲキレンジャー (9)
ミニプラ/轟轟戦隊ボウケンジャー (6)
ミニプラ/魔法戦隊マジレンジャー (5)
ミニプラ/特捜戦隊デカレンジャー (10)
ミニプラ/爆竜戦隊アバレンジャー (7)
ミニプラ/忍風戦隊ハリケンジャー (5)
ミニプラ/百獣戦隊ガオレンジャー (4)
ミニプラ/未来戦隊タイムレンジャー (3)
ミニプラ/救急戦隊ゴーゴーファイブ (4)
ミニプラ/星獣戦隊ギンガマン (3)
ミニプラ/電磁戦隊メガレンジャー (3)
ミニプラ/激走戦隊カーレンジャー (2)
ミニプラ/超力戦隊オーレンジャー (2)
ミニプラ/忍者戦隊カクレンジャー (1)
ミニプラ/五星戦隊ダイレンジャー (2)
ミニプラ/恐竜戦隊ジュウレンジャー (1)
ミニプラ/鳥人戦隊ジェットマン (1)
ミニプラ/地球戦隊ファイブマン (3)
ミニプラ/超獣戦隊ライブマン (2)
ミニプラ系玩具/1987年度以前 (2)
DX版玩具/戦隊シリーズ (31)
玩具/レジェンド戦隊シリーズ (7)
森永/戦隊メカセレクション (11)
ミニ合体/戦隊ロボシリーズ (14)
カプセル合体/戦隊シリーズ (15)
仮面ライダーウィザード/玩具 (7)
仮面ライダーフォーゼ/玩具 (20)
仮面ライダーオーズ/玩具 (23)
仮面ライダー/玩具 (21)
ウルトラマン/玩具 (12)
ムゲンバイン/食玩 (18)
もじバケる/食玩 (7)
カバヤ/食玩 (21)
リボルテック (20)
スーパーロボット超合金 (8)
勇者シリーズ/玩具 (3)
やまと/群雄シリーズ (9)
その他の玩具 (27)

FC2カウンター

検索フォーム

リンクバナー

ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

QRコード

QRコード

上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。