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しんぼる 09年日本

2009年09月14日 18:50

054.jpg
2009年9月12日MOVIX三郷にて鑑賞

評価★★★☆☆☆☆☆☆☆

企画/監督/主演:松本人志

脚本:松本人志/高須光聖

出演:デヴィッド・キンテーロ、ルイス・アッチェネリ、リリアン・タビア、アドリアーナ・フリック、カルロズ・トレーズ、イヴァン・ウォン、ミステルカカオほか

配給:松竹

上映時間:93分

「大日本人」から2年、お笑い芸人である松本人志監督第二作目がこの「しんぼる」である。物語は前作同様謎のベールに包まれており、実際予告を見ただけでは理解不能な内容になっている。
メキシコのある田舎町。いつもと変わらない朝を迎えた幸せに暮らす家族の中、一家の主でもあり、プロレスラーのエスカルゴマンだけはいつもと様子が違っていた。一方奇妙な水玉パジャマを着せられた男は、四方を白い壁き囲まれた部屋で目を覚ます。ここが何処だかも判らず、閉じ込められる理由も判らない男は何とか脱出を試みようと行動し始めるのだが・・・。


(Yahoo映画レビューに投稿した「しんぼる」感想文)


私は昔っから松本人志(ダウンタウン)の創るお笑いが好きで、見れるもんはほぼ全て見ていると思うし、未だに出演番組はできるだけ見ているという、まあその程度のファンである。ただ困った事に、松本の造る映画だけは面白いと思った事が無い。その気持ちが今回更新された訳だ。

映画とお笑いが共存するのは難しく、実際成功した例はごく僅かと云える。特に日本ではお笑い文化が独自に発展してしまったため、映画での笑いと芸人としての笑いが実は全く違う表現法を用いている筈なのに、それに全然気が付かない場合が非常に多くなってしまっている。

つまり芸としての笑いが映画では通用しないって事だ。特に顕著に表れるのが瞬発力のあるギャグだろう。お笑いの芸というのは”その場限り”であり、その瞬間が面白いかどうかが重要なカギになる。その直前の文脈こそ大事だが、全体の流れとしては大まかな型枠さえあればどのような笑いに変化させる事だってできる。腕さえあれば。

だが映画で大事なのは脚本であり、その脚本に沿った物語の流れこそ重要な要素となる。その変わり下地をシッカリ築き上げる事さえできていれば、その流れに沿った笑いをいくらでも生み出す事が可能となる。もちろん腕があればだが。つまりその場の思い付きやアドリブ、状況と関係の無い笑いは、幾ら編み出しても中々笑いには結び付いてこない。特に映画では意味の無い(見い出せない)笑いが成り立たない場合が多いのだ。

だからお笑い芸人が映画などで笑いを取ろうとすると失敗する事が多い。その場の思い付きでやってしまう(演じてしまう)からだろう。現場では面白いのかもしれないが、それはその場が面白いだけであって、実は観客にとっての面白さとは繋がらない。意外にキッチリ脚本に書き込まれた文面こそが笑いに繋がったりする。それが映画の笑いだと私は思っている。

お笑い芸人だからどんな状況でも笑いに変えられるってのは大きな勘違いだ。日本が育んできたお笑い文化など、特にその差がハッキリと表れている筈なのにその意識は低い。もちろん表現する媒体によっての違いはあるが、近年目立つ”映画”というブランド意識の低さが、ドラマ同様お笑い界にも侵食してしまったという事なのだろうか。

それとも止める人間がいないだけか?この「しんぼる」という作品に関わった連中(特に吉本興業のお偉い方)は、本気でこの作品を理解し惚れ込んでいるのか?本気で誰にでも観て欲しいと願っているのか?徹底したビジネス戦略としてなら判る(それでも腹立つけど)が、本気だとしたら世の中というのを舐め切っているとしか思えない。天才の発想にありがたみでも感じろっていうのだろうか?

Yahooのレビューでも書いたが、今回の作品を映画にして発表する事自体が私には理解できなかった。松本人志の笑いはこれからも見ていくし、昔も今も好きに変わりは無い。松本の発想が他の人と同等な訳も無く、だからこそこんな作品が生まれるのも尤もなのだが、それを踏まえた上で映画にするべき作品ではなかったと今でもそう思っている。
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雑記(気になった事など)

【訃報】「トップガン」をはじめとする数々のアクション映画を手掛けてきたトニー・スコット監督が亡くなった。しかも自殺であるという可能性が濃厚と報道されている。もちろん他人の心の中が分かるはずもないんだけど、いい意味で頭を使わずスカッとする大作を連射(ここ最近は快作が多かった)してきた監督だっただけに、「何故?」という思いがどうしても頭から離れない。ホント人の気持ちは複雑なのだと実感する。ご冥福をお祈りします。

プロフィール

ひだっちょ

Author:ひだっちょ
埼玉在住のおっさん(パソコンは初心者)
性格:人見知りが激しく偏屈(ヒドイね)
趣味:映画(ホラー以外何でも)
定期購読誌:「映画秘宝」
        「HYPER HOBBY」
TV番組の好み:お笑い番組全般と特撮番組をよく観る.アニメ・ドラマは少々
好きな映画:「グラン・ブルー」
        「あの夏いちばん静かな海」
好きな戦隊:「タイムレンジャー」
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※個人的に「パワーレンジャー」の日本放映を願っている(切実に!)

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