ウルトラマンメビウス外伝 ゴーストリバース STAGE 1 を観たよ!
2009年12月03日 17:34
12/12に劇場公開される「大怪獣バトル ウルトラ銀河伝説 THE MOVIE」の前振り的物語として造られた「ウルトラマンメビウス外伝 ゴーストリバース STAGE 1」を購入&鑑賞した。

ちなみにこれは「大怪獣バトル ウルトラ銀河伝説 THE MOVIE」のチラシ

(「大怪獣バトル ウルトラ銀河伝説 THE MOVIE」劇場版公式サイト)
今回発売された「メビウス外伝」は、「ウルトラ銀河伝説」で描かれる物語の発端となったエピソードが語られているので、映画を深く楽しみたいのなら必見と云える(まあ観て無くても大丈夫なように造られているだろうが)。
また「メビウス外伝」は久し振りのウルトラ作品になる訳だが、ある程度情報を仕入れているとはいえかなり様変わりしているので面喰う人もいるのではないだろうか。円谷の会社自体が新体制で臨んでいるという理由も含め、相当な実験作品に仕上がっていると云えるだろう。
まずミニチュアセットが一切無く、背景が全てCGで表現されている。ウルトラの星と辺境の惑星が舞台なので、セットを組んでしまうと表現の幅が狭くなってしまうとの判断だ。確かに舞台描写の自由度は上がるがまだまだ改良の余地がある技術で、残念ながら終始違和感が抜けなかった。ただまあこれは今後に期待したい。技術は日進月歩なんだし。
それと今まで地球を救ってきた存在として(それこそ神々しく)描かれてきたウルトラマンたちだったが、今回は人間的扱いで描かれている。思い悩み、葛藤し、怒りをあらわにする彼らは人のそれに非常に近しい。これはおそらくその昔、内山まもるという漫画家が描いた「ザ・ウルトラマン」(アニメの方じゃないよ)を参考にしたのだろう。
そして最後はアクションだ。今まで巨大である事を前提とした表現だったため言い方は悪いがもっさりした戦いをしてきたが、今回はカンフーアクションを取り入れた速い組み手の戦いと、フットワークの軽いワイヤーアクションを主体としている。ちょっと面白かったのは、今までウルトラマンの空中アクションはCGで表現してきたのだが、背景こそCGで表現しているこの作品では基本生身で空中アクションを描き出しているという逆転現象が起こっていた。人の手を離れた部分こそあれど、人ができる処は全て生身の人間が表現するといった気概が感じられる。
「メビウス外伝」と「ウルトラ銀河伝説」の演出を担当した両氏(横山誠・坂本浩一)は、長年アメリカでパワーレンジャー(アメリカ版スーパー戦隊シリーズ)を手掛けていたので、アクションひとつ取っても日本のそれとは一味違う魅せ方になっている(横山氏はもう何年か日本で活躍しているので目に付いている人も多いだろう)。それがウルトラマンの世界観にハマるかどうかはまだ難しい処だが、40年続いてきたシリーズに新たな軌跡を刻もうとしているのだ、受け入れるには時間が掛かるだろう。それもファンであればあるほどね。
まあ色々と書いたけど、ぶっちゃけ物足りなかったかな。本編の時間は短い(26分)、値段は高い(3800円)と思われてもいた仕方ないだろうし(オリジナルビデオである事を考えれば相場なんだけど)。なんかあっという間に終わってしまったんだよ。それに後編は12/22発売なので映画が始まっちゃうんだよなぁ。映画の前振り的作品の意味合いが無くなってしまわね?とか思わない?・・・まあ発売されれば観るけど。
レンタルで観られればそれで十分。好きな人は買うべし!そんな感じかなぁ。あ、映画は楽しみだよ!


ちなみにこれは「大怪獣バトル ウルトラ銀河伝説 THE MOVIE」のチラシ

(「大怪獣バトル ウルトラ銀河伝説 THE MOVIE」劇場版公式サイト)
今回発売された「メビウス外伝」は、「ウルトラ銀河伝説」で描かれる物語の発端となったエピソードが語られているので、映画を深く楽しみたいのなら必見と云える(まあ観て無くても大丈夫なように造られているだろうが)。
また「メビウス外伝」は久し振りのウルトラ作品になる訳だが、ある程度情報を仕入れているとはいえかなり様変わりしているので面喰う人もいるのではないだろうか。円谷の会社自体が新体制で臨んでいるという理由も含め、相当な実験作品に仕上がっていると云えるだろう。
まずミニチュアセットが一切無く、背景が全てCGで表現されている。ウルトラの星と辺境の惑星が舞台なので、セットを組んでしまうと表現の幅が狭くなってしまうとの判断だ。確かに舞台描写の自由度は上がるがまだまだ改良の余地がある技術で、残念ながら終始違和感が抜けなかった。ただまあこれは今後に期待したい。技術は日進月歩なんだし。
それと今まで地球を救ってきた存在として(それこそ神々しく)描かれてきたウルトラマンたちだったが、今回は人間的扱いで描かれている。思い悩み、葛藤し、怒りをあらわにする彼らは人のそれに非常に近しい。これはおそらくその昔、内山まもるという漫画家が描いた「ザ・ウルトラマン」(アニメの方じゃないよ)を参考にしたのだろう。
そして最後はアクションだ。今まで巨大である事を前提とした表現だったため言い方は悪いがもっさりした戦いをしてきたが、今回はカンフーアクションを取り入れた速い組み手の戦いと、フットワークの軽いワイヤーアクションを主体としている。ちょっと面白かったのは、今までウルトラマンの空中アクションはCGで表現してきたのだが、背景こそCGで表現しているこの作品では基本生身で空中アクションを描き出しているという逆転現象が起こっていた。人の手を離れた部分こそあれど、人ができる処は全て生身の人間が表現するといった気概が感じられる。
「メビウス外伝」と「ウルトラ銀河伝説」の演出を担当した両氏(横山誠・坂本浩一)は、長年アメリカでパワーレンジャー(アメリカ版スーパー戦隊シリーズ)を手掛けていたので、アクションひとつ取っても日本のそれとは一味違う魅せ方になっている(横山氏はもう何年か日本で活躍しているので目に付いている人も多いだろう)。それがウルトラマンの世界観にハマるかどうかはまだ難しい処だが、40年続いてきたシリーズに新たな軌跡を刻もうとしているのだ、受け入れるには時間が掛かるだろう。それもファンであればあるほどね。
まあ色々と書いたけど、ぶっちゃけ物足りなかったかな。本編の時間は短い(26分)、値段は高い(3800円)と思われてもいた仕方ないだろうし(オリジナルビデオである事を考えれば相場なんだけど)。なんかあっという間に終わってしまったんだよ。それに後編は12/22発売なので映画が始まっちゃうんだよなぁ。映画の前振り的作品の意味合いが無くなってしまわね?とか思わない?・・・まあ発売されれば観るけど。
レンタルで観られればそれで十分。好きな人は買うべし!そんな感じかなぁ。あ、映画は楽しみだよ!
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