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ウェイヴ 08年ドイツ

2009年12月05日 13:50

142.jpg
2009年11月28日シネマート新宿にて鑑賞

評価★★★★★★★★★☆

監督/脚本:デニス・ガンゼル

出演:ユルゲン・フォーゲル、フレデリック・ラウ、マックス・リーメルト、ジェニファー・ウルリッヒ、ヤコブ・マッチェンツ、クリスティアーネ・パウル、エリアス・ムバレク、クリスティーナ・ド・レゴほか

原作:モートン・ルー/ウィリアム・ロン・ジョーンズ

原題:「DIE WELLE/THE WAVE」

配給:アット エンタテインメント

上映時間:108分

1967年、アメリカ・カリフォルニア州のパロ・アルト高校で実際起こった事件を基に、現代のドイツに舞台を置き替え製作された作品。母国ドイツでは240万人を動員し、2008年国内映画の興行成績1位を記録した。
学歴こそ高くはないが、フランクな授業で生徒に慕われている教師のベイガー。あるとき校長の要請で独裁制のカリキュラムを任される事になる。乗り気のしないベイガーだったが、同じようにやる気の無い生徒たちにある提案を呼び掛ける。”自分の事はベイガー様と呼ぶ””発言するときは手を挙げてから”など、独裁というモノを実体験してみようと云うのだ。始めは気軽な気持ちで始めた規律だったが、生徒たちは独裁制に魅了されていくのだった。


(Yahoo映画レビューに投稿した「ウェイヴ」感想文)


これはかなりトンデモナイ映画だ。

”いまさら、今の時代に独裁政治なんか成立する訳が無い”と普通思うであろう常識を、180度覆す説得力を持った作品で、しかもそれをあのドイツが造ってしまったのだから恐れ入る。ドイツでは現在も学校のカリキュラムに、ヒトラー政権を繰り返さないよう教える授業がある。それほど独裁政治に対して神経質にならざるを得ない国がこの題材に取り組んでしまったのだ。説得力を上回る大きな力が生まれたと云ってもいい。これはドンデモナイ出来事だ。

それに舞台を現代に置き換えた事でより一層現代の我々にも現実味が増す。だがこれは諸刃の剣でもあり、よほどこの題材の本質と真意を理解していなければ挑めない。基の事件が40年以上前であった事を踏まえても、当時と今とではヒトラー政権自体の体感温度がまるで違うからだ。もし少しでも説得性の無い変換作業をしていまうと、一気にウソ臭さだけがひとり歩きした作品になってしまうだろう。

だがデニス監督はその難関を全て突破し、現代だからこそ描けるカタチへと生まれ変わらせる事に成功した。まだ35歳だってのに!!そのセンスに脱帽です。

でもこの作品、都内では新宿で1館だけしか上映してない(しかも座席数は62席だけ)。信じられない。それに学生であればそれこそ”今”観るべき作品と云ってしまってもいい。っていうかそういう環境を作ってやったらどうだ?真面目くさった作品だけが文部省推薦なのか?こういう作品こそ学生のときに触れるべきじゃあないのか?その価値は十分あるぞ!

まあこの作品の存在自体知らないんだろうけど。
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雑記(気になった事など)

【訃報】「トップガン」をはじめとする数々のアクション映画を手掛けてきたトニー・スコット監督が亡くなった。しかも自殺であるという可能性が濃厚と報道されている。もちろん他人の心の中が分かるはずもないんだけど、いい意味で頭を使わずスカッとする大作を連射(ここ最近は快作が多かった)してきた監督だっただけに、「何故?」という思いがどうしても頭から離れない。ホント人の気持ちは複雑なのだと実感する。ご冥福をお祈りします。

プロフィール

ひだっちょ

Author:ひだっちょ
埼玉在住のおっさん(パソコンは初心者)
性格:人見知りが激しく偏屈(ヒドイね)
趣味:映画(ホラー以外何でも)
定期購読誌:「映画秘宝」
        「HYPER HOBBY」
TV番組の好み:お笑い番組全般と特撮番組をよく観る.アニメ・ドラマは少々
好きな映画:「グラン・ブルー」
        「あの夏いちばん静かな海」
好きな戦隊:「タイムレンジャー」
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※個人的に「パワーレンジャー」の日本放映を願っている(切実に!)

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