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キャピタリズム マネーは踊る 09年アメリカ

2009年12月25日 15:48

159.jpg
2009年12月13日TOHOシネマズ シャンテにて鑑賞

評価★★★★★★★☆☆☆

監督/脚本/製作:マイケル・ムーア

出演:マイケル・ムーアほか、お金に溺れた人やお金に裏切られてきた人多数

原題:「Capitalism:A Love Story」

配給:ショウゲート

上映時間:127分

アポなし取材で有名なドキュメンタリー映像作家、マイケル・ムーア監督最新作。今回は”キャピタリズム”(資本主義)に溺れるウォール街をターゲットに、現在の経済破綻や金融危機について迫っていく。
約1年ほど前の2008年9月15日、リーマン・ブラザーズの経営破綻は金融危機の引き金となり、世界経済は”100年に一度”と呼ばれるほどの不況に陥ってしまった。住宅市場の大暴落により自宅を失う人や、企業や銀行の倒産によって職を失う人が大量発生する一方、金融危機の原因を作った投資銀行や保険会社は公的資金(税金)によって救われ、役員はその後も1億円以上のボーナスを手にしていた。いったい我々の稼いだお金はどこへ消えたのだ!?ウォール街の連中は何をやらかしたんだ!?その謎を解明すべくついにムーア監督はNYウォール街へと突入していく!!


(Yahoo映画レビューに投稿した「キャピタリズム マネーは踊る」感想文)


人が物事の全貌を知る事などまずできないのが普通である。人が一生の内に知り得る知識などはほんの欠片に過ぎず、誰もが一生涯井の中の蛙である事は明白な事実だ(認識するかは別として)。僅かな知識を頼りに結論を導き出すが故に、正しいとされる行いをする事もあれば間違いを多々起こしてしまう事もある。それが人間なのだ。

だからこの作品の掲げる訴えかけもムーア監督自身の訴えかけではあるのは間違いないのだが、それが全面的に正しいかどうかは別の話になってくる。たった2時間で現在アメリカに蔓延っているキャピタリズムの全貌が判る筈もなく、この作品で描かれた事も膨大な事柄の中から取捨選択されたごく一部が映し出されているに過ぎない。それを観てどう感じどう受け止めるかはその人それぞれが判断するしかないのだ。

それでも彼のパフォーマンスに魅力がある事は確かで、誰かが云うべき事を代弁しているのも間違いは無いだろう。そこに描かれる全てが真実とは云えないが、何だかんだとムーア監督の作品を観続けてしまうのは、そこに含まれているであろう真実を探し当てたいという私の中に僅かに残った知的探求心が刺激されるからかもしれない。普段大した知識を得る事が無い私にとっては、こうしたドキュメント作品が大切な資源になっていたりする。

だが、アメリカのドキュメント作品などは特にそうなのだが滅多に日本に入ってくる事はない。ムーア監督だから公開はされるが、他のドキュメントなど公開される形跡すら無い。まあ日本ではヒットしないってのが大きな理由なのだろうが、それよりも「あまりアメリカの裏側を見せたくないんじゃないか?」何て私なんかは勘ぐってしまう。

アメリカで製作されているドキュメント映画は、意外とえげつないモノが多い。それぞれに本質や真実が見え隠れしているので、驚くべき事実を観る事ができたりしてしまう場合がある。だが日本人にとってアメリカはまだまだ魅力的に映る事も多く、それをワザワザ卑下する必要は無いという思惑がどこかにあるような気がしてしまうのだ。

もちろんドキュメント作品の全てが真実を包み隠さず描いている訳ではないし、ごく一部の知識しか得られないかもしれないが、知る権利くらいは与えて欲しいと思うのだ。観る観ない、知る知らないは、どんな場合でも本人の自由にするべきだろう。あまりにその権利を勝手に剥奪されているような気がするのは私だけなのだろうか?

そんな事を考えるようになったのも、レビューに書いた「松嶋×町山 未公開映画を観るTV」を観てからだ。この番組で紹介されるドキュメント映画は決して古臭い作品ではなく、ここ数年のアメリカの現状を映し出した作品が多い。番組に出演している町山智浩氏の書籍に紹介されていたので作品の存在は知ってはいたが、実際その作品を観た衝撃は結構なモノで、決して日本には入ってこないアメリカの真実が少しずつだが感じ取る事ができる。

別に知らなくてもいいのかもしれない。だが知る権利を与えてくれたこの番組には大変感謝をしている。ただできたら民放で放送して欲しい。もっと話題になってもいい番組だぞ!
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雑記(気になった事など)

【訃報】「トップガン」をはじめとする数々のアクション映画を手掛けてきたトニー・スコット監督が亡くなった。しかも自殺であるという可能性が濃厚と報道されている。もちろん他人の心の中が分かるはずもないんだけど、いい意味で頭を使わずスカッとする大作を連射(ここ最近は快作が多かった)してきた監督だっただけに、「何故?」という思いがどうしても頭から離れない。ホント人の気持ちは複雑なのだと実感する。ご冥福をお祈りします。

プロフィール

ひだっちょ

Author:ひだっちょ
埼玉在住のおっさん(パソコンは初心者)
性格:人見知りが激しく偏屈(ヒドイね)
趣味:映画(ホラー以外何でも)
定期購読誌:「映画秘宝」
        「HYPER HOBBY」
TV番組の好み:お笑い番組全般と特撮番組をよく観る.アニメ・ドラマは少々
好きな映画:「グラン・ブルー」
        「あの夏いちばん静かな海」
好きな戦隊:「タイムレンジャー」
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※個人的に「パワーレンジャー」の日本放映を願っている(切実に!)

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