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2009年下半期・年間ベスト&ワースト

2010年01月09日 19:43

2009年上半期に続き、2009年下半期に鑑賞した映画のベスト&ワーストと、年間を通してのベスト&ワーストを選出したいと思います。下半期分は上半期同様洋画・邦画それぞれのベストを、ワーストはまとめて選出しています。年間のベスト&ワーストは・・・下半期の記事を書き終えたときに考えたいと思います。それと順位に関してですが、一応付けてはいますがあまりハッキリとしたモノではありません。いつまでも優柔不断なもので・・・。


まず洋画のベストから

1.『縞模様のパジャマの少年』 監督/脚本:マーク・ハーマン 主演:エイサ・バターフィールド

第二次世界大戦下のベルリンを舞台にした今までにない戦争映画。物語のラストは必然でありながらも、どうしようもないやり切れなさに打ちのめされてしまう傑作。あまりの衝撃に人に勧めるのをためらってしまうが。


2.『アンヴィル!~夢を諦めきれない男たち~』 監督:サーシャ・ガバシ 主演:リップス&ロブ(ANVIL)

80年代一度だけ脚光を浴びたヘビメタバンド”アンヴィル”の現在が描かれたドキュメンタリー。50を間近にして夢を諦めきれない男たちの姿は、哀愁という言葉では片付けられない何かを感じる事だろう。男泣きは必須である。


3.『ウェイブ』 監督/脚本:デニス・ガンゼル 主演:ユルゲン・フォーゲル

40年以上前のアメリカ・カリフォルニア州で”現代に独裁政治は成立するのか?”という実験を行った高校があった。その事件を基に現代のドイツを舞台に映画化したと云うトンデモ作品。あまりの説得力に怖くなってしまった。


4.『イングロリア・バスターズ』 監督/脚本:クエンティン・タランティーノ 主演:ブラット・ピット

タランティーノの映画愛が炸裂した究極の会話劇であり、彼にとっての戦争映画。自分の好きな様々な要素をてんこ盛りにしながらも、緊張感溢れるやりとりが観る者を圧倒する演出はさすがの手腕と云えるだろう。


5.『96時間』 監督:ピエール・モレル 主演:リーアム・ニーソン

いまひとつな作品を連発していたリュック・ベッソンプロデュース作品で、奇跡のホームランを放ったアクション映画。奇抜な事など何もしていないが、全編無駄の無いスタイリッシュな演出を貫いた稀有な作品だ。


その他次点となったのは中国系親子の関係を淡々と描いた『千年の祈り』や、ラジオ愛に溢れた『パイレーツ・ロック』、母親の愛情と狂気を同居させてしまった快作『母なる証明』、久々の西部劇『3時10分、決断のとき』などが挙がる。『マイケル・ジャクソン THIS IS IT』はマイケル・ジャクソン本人がとてつもないだけであって、映画としての評価が難しいため外させて貰った。

それと今年はフルCGによる3Dアニメ躍進の年となったと云えるだろう。『ボルト』『モンスターVSエイリアン』など印象深い良作が多く排出された。ただ日本のフルCGアニメが出遅れてしまった感が強いのは残念だ。


続いて邦画のベスト

1.『女の子ものがたり』 監督/脚本:森岡利行 主演:深津絵里

西原理恵子の自伝的漫画を原作とした作品。私はいい歳の男だが大泣きしてしまった。ただ私がいいと思った要素は原作者の意図と反するモノだったようで、ちょっとヘコんでしまったり。でも好きな作品。


2.『ロボゲイシャ』 監督/脚本:井口昇 主演:木口亜矢

アングラ世界の革命児・井口昇監督による、超弩級エンタメ作品の快作。一般映画に比べれば無い無い尽くしの作品ながら、造り手の情熱が溢れ出て止まらないちょー楽しい作品である。こういうのを映画って云うんだよ!!


3.『色即ぜねれいしょん』 監督:田口トモロウ 主演:渡辺大和

みうらじゅん原作×田口トモロウ監督タッグの2作目。みうらじゅん氏の青春が色濃く反映されているため、年齢によっては全く響かない可能性のある作品だが、ひどく羨ましいと思えた青春賛歌にメロメロであった。


4.『サマーウォーズ』 監督:細田守 声の出演:神木隆之介

『時をかける少女』で一気に評価の高まった細田監督による最新作。コンピューター世界を題材とした”夏戦争”を描きながら、家族や親せきと云うアナログな人間ドラマとして昇華させてしまった珍しいアニメーション。


5.『幼獣マメシバ』 監督:亀井亨 主演:佐藤二朗

地方局が制作したドラマを映画化したという、少々変わった生い立ちの作品。オタクという人種を過大・過小評価していない主演の佐藤二朗の怪演が見所になっている。もちろん犬も可愛いけど。


他の次点となった作品は、ペ・ドゥナの淡い空気感が素晴らしい『空気人形』や、故・山田辰夫氏の遺作となった味わい深い人間ドラマ『代行のススメ』、偶然にも堺雅人が主演だった2作品『クヒオ大佐』『南極料理人』などがあった。またちょっと変わり種では、東映Vシネマの路線を受け継いで製作された『今日からヒットマン』が予想以上に面白く印象に残っている。

ちなみに高得点を付けた『大怪獣バトル ウルトラ銀河伝説』は、何だか自分の中では比べる対象が違うような気がしたので外してしまった。面白かった事に変わりは無いけど。


最後はワースト。案の定全て邦画だった

1.『引出しの中のラブレター』 監督:三城真一 主演:常盤貴子

何ひとつ響く処がない無味無臭作品。全てが上っ面で片付けられてしまうため、人間味が全く無く薄気味悪さだけが残る。私とは別次元の価値観で生きているのだろうと思うようにして、サッサと存在自体忘れてしまおうっと。


2.『スノープリンス 禁じられた恋のメロディ』 監督:松岡錠司 主演:森本慎太郎

年末も最後にきてやらかしてしまった駄作。作品をカタチ取る要素の全てが薄っぺらく、造り手に全くやる気を感じられないのが凄い。アニメ「フランダースの犬」を愛している全ての人に誤るべきだろう。その自覚があればだが。


3.『仏陀再誕』 監督:石川タカ明 声の出演:子安武人

幸福の科学・大川隆法を称え崇める宗教要素だけで造られたアニメーション。劇場の雰囲気が只事では無かった事が何か印象残っている。ただ残念ながら私を洗脳する事はできなかったようだ。・・・え?要らないって?


4.『サイドウェイズ』 監督:チェリン・グラック 主演:小日向文世

アレクサンダー・ペイン監督の「サイドウェイ」を、フジテレビの連中が面白半分に日本人キャストでリメイクした作品。プロデューサー連中が映画製作にかこ付けて社員旅行を目論んだ作品でもある。・・・ウソだけど。


5.『MW-ムウ-』 監督:岩本仁志 主演:玉木宏

手塚治虫漫画の中でも禁断と云われた作品で、映画化は不可能だろうと云われ続けていたが、映画化する際困難となる要素を全て見無かった事にしたため映画化できた作品。まあつまり映画化した意味が無いって事だけど。


相変わらずポンコツ映画は邦画ばかりだった。他にはもういちいち批判するのもめんどくさい『20世紀少年 ぼくらの旗』や、佐々木希が無駄脱ぎした『天使の恋』、チケットを買うときタイトルを言うのが恥ずかしい『僕の初恋をキミに捧ぐ』、悪い意味でTHE MOVIEの権威を守った『ごくせん THE MOVIE』などが挙がるだろうか。

まあ他にも単純にツマラナイ作品はいっぱいある(その大半は邦画だけど)んだけど、キリがないので止めますわ。ただ個人的には上半期より面白い作品が多かったかな?という印象はある。邦画でも意外に佳作が多く、ベストの選出もわりとスンナリ決める事ができた。


やっとここまで来ました。ここで年間を通してのベスト&ワーストを簡単にではありますが選出したいと思います。


2009年・年間ベスト10

 1.『レスラー』 監督:ダーレン・アロノフスキー 主演:ミッキー・ローク

 2.『縞模様のパジャマの少年』 監督/脚本:マーク・ハーマン 主演:エイサ・バターフィールド

 3.『アンヴィル!~夢を諦めきれない男たち~』 監督:サーシャ・ガバシ 主演:リップス&ロブ(ANVIL)

 4.『グラン・トリノ』 監督/主演:クリント・イーストウッド

 5.『ウェイブ』 監督/脚本:デニス・ガンゼル

 6.『愛のむきだし』 監督/脚本:園子温 主演:西島隆弘/満島ひかり

 7.『チェイサー』 監督:ナ・ホンジン 主演:キム・ユンソク

 8.『イングロリア・バスターズ』 監督/脚本:クエンティン・タランティーノ 主演:ブラット・ピット

 9・『女の子ものがたり』 監督/脚本:森岡利行 主演:深津絵里

10.『ロルナの祈り』 監督:ジャン=ピエール・ダルデンヌ 主演:アルタ・ドブロシ


いや~、10位が悩みましたね。順位的には他の作品が来ると思うんだけど、どうしても外したくなかった気がしたので10位にランクインさせました。他はまあアッサリ決まりましたが。

やっぱ2009年は「レスラー」かなぁ。エンディング曲が終わった後しばらく席を立てなかったですからねェ(まあ泣きじゃくっていたからでもありますが)。ミッキー・ローク自身と重ね合わせたからよけいに入り込んでしまったのかもしれないけど、それでもあの大バカ野郎の姿はいつまでも胸に焼き付いていて消える事はないでしょう。


では最後に年間通してのワーストを選出します(大方の予想通り邦画だけですが)。


2009年・年間ワースト10

 1.『引出しの中のラブレター』 監督:三城真一 主演:常盤貴子

 2.『スノープリンス 禁じられた恋のメロディ』 監督:松岡錠司 主演:森本慎太郎

 3.『余命1ヶ月の花嫁』 監督:廣木隆一 主演:榮倉奈々

 4.『仏陀再誕』 監督:石川タカ明 声の出演:子安武人

 5.『真夏のオリオン』 監督:篠原哲雄 主演:玉木宏

 6.『サイドウェイズ』 監督:チェリン・グラック 主演:小日向文世

 7.『GOEMON』 監督:紀里谷和明 主演:江口洋介

 8.『ROOKIES-卒業-』 監督:平川雄一朗 主演:佐藤隆太

 9.『MW-ムウ-』 監督:岩本仁志 主演:玉木宏

10.『20世紀少年 僕らの旗』(というかシリーズまとめて)監督:堤幸彦 主演:唐沢寿明


何だか上半期と下半期をただ並べ替えただけみたいな感じになってしまいましたが、う~んこんな処ですかね。ムカっ腹が立った事はレビューに書いてあるのでいいとして、とりあえず「20世紀少年」が終わってくれた事が嬉しかったですよ。散々引っ張るだけ引っ張っておいてアレですからねェ・・・。まあ後の順位は順当と云った処でしょうか。

総評としては、TV屋の造る映画がツマラナイのは今年も相変わらずなのですが、なんだかよく判らないチカラが働いて映画が造られているような気がする事多く、ちょっと恐怖を感じています。全くの畑違いが財力にモノを云わせて造ってしまうなど、”表現をする”という映画本来の姿が無いに等しい作品がポロポロと出てきているように感じるんですよ。以前はTV屋の連中にそれを感じていたのですが、最近はまた別の勢力が拡大しているんじゃないでしょうか?

まあそれでも造られる作品が面白いのであればいいのですが、見事に駄作揃いなんですよねェ。ネタになるっていう考え方もできますが、あまりにそればっかりでは映画を愛し、精魂込めて映画制作に携わっている人に失礼だと思うんですよ。・・・そういう業界である事は十分承知してはいるんですけどね。でもやっぱりね。

ただそんな中でも素晴らしい作品が生み出される事もまた事実です。打率は低いですが、全く当たらないって訳ではありません。だからこそ理屈っぽい私なんかでも理屈を通り越して映画を見続けているのだと思っています。っていうか思いたい!が本音かもしれませんが。


以上で2009年・映画レビューの総括を終わりたいと思います。・・・あー疲れた!
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雑記(気になった事など)

【訃報】「トップガン」をはじめとする数々のアクション映画を手掛けてきたトニー・スコット監督が亡くなった。しかも自殺であるという可能性が濃厚と報道されている。もちろん他人の心の中が分かるはずもないんだけど、いい意味で頭を使わずスカッとする大作を連射(ここ最近は快作が多かった)してきた監督だっただけに、「何故?」という思いがどうしても頭から離れない。ホント人の気持ちは複雑なのだと実感する。ご冥福をお祈りします。

プロフィール

ひだっちょ

Author:ひだっちょ
埼玉在住のおっさん(パソコンは初心者)
性格:人見知りが激しく偏屈(ヒドイね)
趣味:映画(ホラー以外何でも)
定期購読誌:「映画秘宝」
        「HYPER HOBBY」
TV番組の好み:お笑い番組全般と特撮番組をよく観る.アニメ・ドラマは少々
好きな映画:「グラン・ブルー」
        「あの夏いちばん静かな海」
好きな戦隊:「タイムレンジャー」
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※個人的に「パワーレンジャー」の日本放映を願っている(切実に!)

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