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アウトレイジ 10年日本

2010年06月23日 17:56

359.jpg
2010年6月12日MOVIX三郷にて鑑賞

評価★★★★★★★★☆☆

監督/脚本/編集:北野武

出演:ビートたけし、椎名桔平、加瀬亮、三浦友和、國村隼、杉本哲太、塚本高史、中野英雄、石橋蓮司、小日向文世、北村総一朗ほか

音楽:鈴木慶一

配給:ワーナー・ブラザーズ映画

上映時間:109分

”世界のキタノ”こと北野武監督による7年振りのバイオレンス作品。今回主要出演者全てがいわゆる北野組初参加となる面々のためか、いつになく豪華な印象を受ける。とはいえやってる事はいつもと変わらないけど。
関東一円を取り仕切る巨大暴力団組織・山王会組長の関内は若頭の加藤に、直参である池元組の組長・池元に対し苦言を呈す。その加藤から直系ではない村瀬組を締め付けるよう命令された池元は、配下である大友組の組長・大友にその厄介な仕事を押し付けてしまう。村瀬組の縄張りに小さな事務所を構えた大友は、村瀬組が経営するキャバクラに自分の手下を客として向かわせる。だがそれが抗争のキッカケになってしまい・・・。


(Yahoo映画レビューに投稿した「アウトレイジ」感想文)


ストレートなバイオレンス映画と云う意味では非常に楽しめた。慈悲の気持ちなんか微塵も沸かない連中の抗争劇なので、行く末など案ずる必要がない分派手に殺し合うほどそう快感が増すという、変な高揚感さえ味わえてしまう。中でも石橋蓮司は最高で、監督が演出上一番遊んだのは間違いない筈だ。遊び甲斐あるもんなぁ、あの顔は。

その分作家性が極力排除されたのは幾分寂しいかも。おそらく今回は狂気と滑稽という紙一重の表現に作家性の全てを注ぎ込んでいるんだろう。ロクでもない抗争劇の中、何故か笑ってしまうシーンが幾つもあるのだ。それも直接的な笑いではなく、ひねりを加えて捉えてみると可笑しくなるという高度な技が何度もあった。ビートたけしとしての笑いの感覚が、バイオレンスを演出するにあたってより以上研ぎ澄まされた結果なのかもしれない。


ところで北野作品って基本客が入らないんだけど、今回はどうやらヒットしてるみたいだ。と云うかそろそろヒット作を造らないと次の作品を造る資金が無くなっちゃうから、会社としてはどうしてもヒットさせたかったんだろうけど。それでもまんまとヒットしちゃうんだから凄いけどね。ていうか暴力映画だから客が入るこの現状にビックリしたよ。綺麗事言っても人は本能として暴力を求めているんだなって事がよく判る。

人は残酷なんだよ、当たり前だけど。今回の作品でも、見た目を含めいいイメージを抱かせる人ばっかなのに恐ろしい暴力映画が造れてしまうのは、内に秘めてるモノが必ずあるからで、役者が悪役やってて楽しいってのは本能の裏返しに他ならない。人が悪い事しちゃいたい衝動に駆られるってのは、どうしようもなく魅力ある誘惑なわけで、それを恥だなんて思わない方が実は人として自然なんじゃないのかなぁ?

その境界線で踏み止まるのと超えてしまうのでは雲泥の差はあるが、欲望を変に恥だと無理やり押し込めるよりは、この作品のような映画でも観て発散した方がよっぽど健康的ってモンだ。ある意味”癒し”だね。

・・・それじゃああまりに極論かな?
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雑記(気になった事など)

【訃報】「トップガン」をはじめとする数々のアクション映画を手掛けてきたトニー・スコット監督が亡くなった。しかも自殺であるという可能性が濃厚と報道されている。もちろん他人の心の中が分かるはずもないんだけど、いい意味で頭を使わずスカッとする大作を連射(ここ最近は快作が多かった)してきた監督だっただけに、「何故?」という思いがどうしても頭から離れない。ホント人の気持ちは複雑なのだと実感する。ご冥福をお祈りします。

プロフィール

ひだっちょ

Author:ひだっちょ
埼玉在住のおっさん(パソコンは初心者)
性格:人見知りが激しく偏屈(ヒドイね)
趣味:映画(ホラー以外何でも)
定期購読誌:「映画秘宝」
        「HYPER HOBBY」
TV番組の好み:お笑い番組全般と特撮番組をよく観る.アニメ・ドラマは少々
好きな映画:「グラン・ブルー」
        「あの夏いちばん静かな海」
好きな戦隊:「タイムレンジャー」
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※個人的に「パワーレンジャー」の日本放映を願っている(切実に!)

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