仮面ライダー×2 オーズ&ダブル feat.スカル MOVIE大戦CORE 10年日本
2011年01月11日 18:35

2010年12月21日MOVIX三郷にて鑑賞
評価★★★★★☆☆☆☆☆
監督:田竜太
脚本:三条陸、井上敏樹
出演:吉川晃司、桐山漣、菅田将暉、山本ひかる、木ノ本嶺浩、山本太郎、かでなれおん、渡部秀、三浦涼介、高田里穂、有末麻祐子、甲斐まり恵、宇梶剛志、大口兼悟、彩也子ほか
原作:石ノ森章太郎
配給:東映
上映時間:100分
昨年から制作が開始された2大ライダーが共闘するMOVIE大戦の第2弾。今回は9月いっぱいで放映が終了した「ダブル」と、現在放映中の「オーズ」の共演となる。演出は前年に引き続き田竜太監督が務めている。
亜樹子と照井の結婚式当日、風都の街に怪人が現れる。翔太郎とフィリップはWに変身し現場へと駆け付けるが、そいつはドーパントではなく、妙なメダルを吐き出す見た事のない怪人であった。照井と共に花嫁衣装のまま現場へ来てしまった亜樹子は、その怪人の不思議な能力によって亜樹子の父親・鳴海壮吉の過去を巡る事になり、そこで何故父親が仮面ライダースカルへとなったかを知る事となってしまうのだった・・・。
(Yahoo映画レビューに投稿した「仮面ライダー×2 オーズ&ダブル feat.スカル MOVIE大戦CORE」感想文)
やはり無理な企画なんだと思う。共闘と云ってもガッツリ組むのは終盤だけであって、それまではそれぞれの世界観で話が進んでいくため、感覚的には2本の作品を観るに等しく、それを1本の作品として捉えるが非常に難しいのだ。もちろんそんな常識を吹っ飛ばしてきたのが特撮作品なんだけど、それでもそれら全てを意識せず観るにはどうやら私は歳を喰い過ぎてしまったらしく・・・まあ実際私のようなおっさんに向けて作られているシリーズではないんだけど。・・・言葉にすると哀しいな。
それに正直言って(何度か書いた事あるけど)、どうしても映画としては評価できないんだよねェ。特にライダーなんかは(作品にもよるんだけど)TVシリーズあってこその劇場版なので、どういう位置付けとして捉えていいのかが判らない。結局「今年はどうだった?」と云った比較論に終始しちゃうんだよ。それを意識しているかはまた別としても、そういう感想になってしまう人も多いのではないだろうか?(例えば「夏の「W」の劇場版は、歴代でも一番面白かったよ!」・・・てな感じに)
ん~、まあ~、でもそれくらいのスタンスでいいんだろうなぁ・・・実際TVシリーズは普通に楽しんでいるし、劇場版だって観ているときはそんな事考えてないしね。
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コメント
取り違えた?
またまた映画パートに登場でございます。私の感想としては、そもそも前回のMOVIE大戦のヒット要因を取り違えたことにしっくりこない原因があるのではないかと思います。
前作はディケイドの完結編としての側面、TV放映が始まったばかりのWのプロローグとしての側面という、それぞれがTVの補完的意味合いが強く、またそれが渇望(というと大げさか?)されている内容だったからこそ、ヒットしたのではないかと。
その後のMOVIE大戦はあくまでおまけで、せっかく同時上映するんだから、共闘させてみようというぐらいの感じだったのではないでしょうか。それでもただ無理矢理くっつけただけでは芸がないということなのか、それぞれの終盤で敵を追いかけていたらいつの間にか合流してしまったとはなっていますが、演出のおかげか盛り上がったテンションのまますんなりと入ってきたような気がします。
しかるに今回は、一応同じ場所に集まってきてはいますが、一旦それぞれが完結した状態で無理矢理また新しいストーリーを始めてしまったかのような感覚で、開始直後からクライマックスに向かってまっしぐらなのに観客のテンションが置いてけぼりな感じがしました。そもそも前作とは逆に、MOVIE大戦ありきで逆算的に各ストーリーが用意されたのではないかと。それでもW(スカル)編は、それを補って余りある内容だったと思います。
それと、事前にオーズ編がひどいひどいと聞いていましたが、私は言うほどひどいとは思いませんでしたね。アンクの出番が(ほとんど)ないのにはびっくりしましたが(私があれ?と思うと同時に「アンクは?」と発言している子供たちがいたのが面白かったです)。
むしろ、MOVIE大戦の方がなんだかなあ感がありありで。まあ、なんだかんだ言っても最強フォーム同士の共闘というのは燃えましたけどね(笑)
前作はディケイドの完結編としての側面、TV放映が始まったばかりのWのプロローグとしての側面という、それぞれがTVの補完的意味合いが強く、またそれが渇望(というと大げさか?)されている内容だったからこそ、ヒットしたのではないかと。
その後のMOVIE大戦はあくまでおまけで、せっかく同時上映するんだから、共闘させてみようというぐらいの感じだったのではないでしょうか。それでもただ無理矢理くっつけただけでは芸がないということなのか、それぞれの終盤で敵を追いかけていたらいつの間にか合流してしまったとはなっていますが、演出のおかげか盛り上がったテンションのまますんなりと入ってきたような気がします。
しかるに今回は、一応同じ場所に集まってきてはいますが、一旦それぞれが完結した状態で無理矢理また新しいストーリーを始めてしまったかのような感覚で、開始直後からクライマックスに向かってまっしぐらなのに観客のテンションが置いてけぼりな感じがしました。そもそも前作とは逆に、MOVIE大戦ありきで逆算的に各ストーリーが用意されたのではないかと。それでもW(スカル)編は、それを補って余りある内容だったと思います。
それと、事前にオーズ編がひどいひどいと聞いていましたが、私は言うほどひどいとは思いませんでしたね。アンクの出番が(ほとんど)ないのにはびっくりしましたが(私があれ?と思うと同時に「アンクは?」と発言している子供たちがいたのが面白かったです)。
むしろ、MOVIE大戦の方がなんだかなあ感がありありで。まあ、なんだかんだ言っても最強フォーム同士の共闘というのは燃えましたけどね(笑)
2011年01月12日 00:32 | URL | ズミ | 編集
Re: 取り違えた?
>ズミさん
コメントありがとうございます!
> 前回のMOVIE大戦のヒット
前年に関してはMOVIE大戦というカタチに成るべくしてなった、という事ですね。確かに、そう解説して頂く事
で改めて気付かされました。ただそうなってくるとやはり今年の共闘には無理を感じますねェ。無理にMOVIE
大戦というカタチを取らなくても、違うやり方でもよかったような気がします。
> 事前にオーズ編がひどいひどいと聞いていましたが、私は言うほどひどいとは思いませんでしたね。
表現したい事は理解できるのですが、とっ散らかった印象が強かったですかね。例えば友情なり悲恋なりの
どれかに本筋を絞って物語を構成すれば、より伝わると思うんですよ、上映時間を考えても。
井上さんってコンパクトに物語をまとめるのが苦手なんじゃないでしょうか?フッとそんな気がしました。
> なんだかんだ言っても最強フォーム同士の共闘というのは燃えましたけどね(笑)
そうですよねェ・・・内容はともかく演出に助けられた感じですね、コア編は。さすが田監督!・・・です。
コメントありがとうございます!
> 前回のMOVIE大戦のヒット
前年に関してはMOVIE大戦というカタチに成るべくしてなった、という事ですね。確かに、そう解説して頂く事
で改めて気付かされました。ただそうなってくるとやはり今年の共闘には無理を感じますねェ。無理にMOVIE
大戦というカタチを取らなくても、違うやり方でもよかったような気がします。
> 事前にオーズ編がひどいひどいと聞いていましたが、私は言うほどひどいとは思いませんでしたね。
表現したい事は理解できるのですが、とっ散らかった印象が強かったですかね。例えば友情なり悲恋なりの
どれかに本筋を絞って物語を構成すれば、より伝わると思うんですよ、上映時間を考えても。
井上さんってコンパクトに物語をまとめるのが苦手なんじゃないでしょうか?フッとそんな気がしました。
> なんだかんだ言っても最強フォーム同士の共闘というのは燃えましたけどね(笑)
そうですよねェ・・・内容はともかく演出に助けられた感じですね、コア編は。さすが田監督!・・・です。
2011年01月13日 17:10 | URL | ひだっちょ | 編集