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ライトノベルの楽しい書き方 10年日本

2011年01月18日 13:18

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2010年12月23日池袋テアトルダイヤにて鑑賞

評価★★☆☆☆☆☆☆☆☆

監督:大森研一

脚本:高橋龍也

出演:須藤茉麻、佐藤永典、竹達彩奈、能登有沙、國府田マリ子、鈴木拡樹、五十嵐令子ほか

原作:本田透

配給:アートポート

上映時間:80分

本田透によるライトノベルを原作とした学園ラブコメディ。監督は本作がデビューとなる大森研一で、脚本はアニメを多く手掛けてきた高橋龍也。主演はBerryz工房の須藤茉麻と「月と嘘と殺人」の佐藤永典。
魚好き以外、特に取り柄のないごく普通の高校生・与八雲は、出版社に勤めるいとこ・心夏の強制的な手伝いにより、人気恋愛ライトノベル作家・姫宮美桜の原稿を取りに行く事に。だがその正体はクラスメートで剣術の達人の美少女、流鏑馬剣であった。周囲に隠れ執筆活動を行っていた剣は、その事をばらさぬよう強引に八雲に約束させ、その上でスランプに陥っている事を告白する。何とか力になろうとする八雲は・・・。


(Yahoo映画レビューに投稿した「ライトノベルの楽しい書き方」感想文)


どれほど特殊な世界観であっても人の心を打ち震わせる事はできる。小説や漫画、アニメであればその定義はまた違ってくるかもしれないが、たとえ奇妙奇天烈な設定を人が演じようとも、作り手の魂が宿る事で素晴らしき作品に成り得る。判りやすいのは特撮作品で、決して現実化しないであろう世界観でありながらも質の高い人間ドラマとして成立する・・・場合がある。全てではないのは当然としても。


本作は学園を舞台にしたラブコメディであり、現実的にはあっておかしくない様相(基本的な世の中の仕組みといったザックリな部分だが)を体しているが、その実、細かな部分はそのほとんど全てが現実にはあり得ない要素で構成されている。特にゲーム、恋愛シミュレーションなどにみられる、その世界では王道の、作り手にとって非常に都合のいい定義だけで構成された世界観になっている。

それは同時に、受け手にとっても都合のいい、心地よい世界でもある。バイキングで好きな食べ物だけを拾って食べる、健康面を考えない”偏食”と一緒で、周りの意見を受け入れる、もしくは与える側か自分の趣向を意識的に変えなければ、いつまで経ってもそれだけで満足してしまい、ヘタに心地いいがために変化を受け入れる事を拒んでしまう世界だ。意識・無意識は別にしても。

この作品に用いられた手法のほぼ全ては、これまでゲーム等で散々っぱら使われてきたモノと何ら変わりはない。いや、さらにコアな趣向であるため、表現としてはむしろ退化(幼稚化)しているとも云える。せめてノベルやゲーム、アニメならまだしも、血の通った人間が声高らかと、しかも映画として発表するような代物ではない。

この作品だからこそ、この世界観だからこそ描ける何か、があればいい。たとえそれがアニメの実写化だろうが、成功している例はあるのだから(「ネギま」や「セーラームーン」などがそうだ)。だが本作は、都合のいい部分だけ現実に抱っこしてもらい、都合の悪いはフタをしてしまうといった、”逃げた先に行き着いただけ”の表現であって、内輪受け以上のモノは何も無い。少なくとも自分にとってはそうだ。


実は、ほんの少しだけ期待はした。ライトノベルとして新たな表現法を確立した!とか、新機軸を打ち出した!とか、ライトノベル(というかこういった世界観)だからこそ感じられる何かがある!・・・とか。だがそんなモノは何も無い、単に偏食が進んだだけの物語であり、好きな人にはたまらないだろうが、その絶対数は限りなく低いであろう作品だった。

しかも本作は、恋愛以上に家族の在り方を提示する。人を形成する上で基本となる”家族”をだ。だが、レビューにも書いたようにそのカタチはあまりにいびつであり、その方法論は陳腐極まりない。実写映画になったかよりそう感じるのだろうけど、何の魂も宿らない家族の表現には、ハラワタ煮えくり返る以上にうす気味悪かった。


もちろん私が勝手にそう感じているだけであって、それが正しい思考だなんて言う気はない。が、そう思ったのも事実だ。こういう書き方をして不快に思う人もいるだろう。それに関しては「申し訳ない」と言う他ないが、映画として発表されたのだから自腹で観た以上、意見を言う権利はある筈だ。どうかご勘弁して頂きたい。

・・・実際、Yahooでは自分に対する批判が予想通りあったしね。ただあの比喩は勘違いもいいところだけど。
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雑記(気になった事など)

【訃報】「トップガン」をはじめとする数々のアクション映画を手掛けてきたトニー・スコット監督が亡くなった。しかも自殺であるという可能性が濃厚と報道されている。もちろん他人の心の中が分かるはずもないんだけど、いい意味で頭を使わずスカッとする大作を連射(ここ最近は快作が多かった)してきた監督だっただけに、「何故?」という思いがどうしても頭から離れない。ホント人の気持ちは複雑なのだと実感する。ご冥福をお祈りします。

プロフィール

ひだっちょ

Author:ひだっちょ
埼玉在住のおっさん(パソコンは初心者)
性格:人見知りが激しく偏屈(ヒドイね)
趣味:映画(ホラー以外何でも)
定期購読誌:「映画秘宝」
        「HYPER HOBBY」
TV番組の好み:お笑い番組全般と特撮番組をよく観る.アニメ・ドラマは少々
好きな映画:「グラン・ブルー」
        「あの夏いちばん静かな海」
好きな戦隊:「タイムレンジャー」
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※個人的に「パワーレンジャー」の日本放映を願っている(切実に!)

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