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最後の忠臣蔵 10年日本

2011年01月21日 00:07

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2010年12月31日MOVIX三郷にて鑑賞

評価★★★★★★★★★☆

監督:杉田成道

脚本:田中陽造

出演:役所広司、佐藤浩市、桜庭ななみ、山本耕史、風吹ジュン、伊武雅刀、笈田ヨシ、安田成美、片岡仁左衛門[15代目]、柴俊夫、佐川満男、田中邦衛ほか

原作:池宮彰一郎

配給:ワーナー・ブラザーズ映画

上映時間:133分

「四十七人の刺客」などで知られる池宮彰一郎原作による同名小説を、「北の国から」シリーズの演出を手掛けてきた杉田成道が監督を務め映画化。主演は「十三人の刺客」に続き時代劇主演となった役所広司。
赤穂浪士による吉良邸討ち入りから16年後、主君・大石内蔵助によって、討ち入り後の家臣たちに対する配慮を命じられた寺坂吉衛門は、その使命をようやく終えようとしていた。その帰りの道すがら寺坂はかつての同門、瀬尾孫左衛門に似た人物を見かける。瀬尾は主君・大石にとっても一番の近しき家臣と云われていたが、討ち入り前夜に逃亡、その所在が不明であった。そのときはあまりに急な事で見失ってしまう寺坂だったが・・・。


(Yahoo映画レビューに投稿した「最後の忠臣蔵」感想文)


2010年最後の嬉しい驚きとなった傑作時代劇。チャンバラこそ最小限に抑えられているが、崇高で愚かで儚いひとりの侍の姿を、厳しくも暖かく視点で描いた作品であり、侍としての生き方を貫いた強さ以上に、侍としてしか生きられなかった哀しさが胸を打つ。今回役所広司が演じた、人としての色香を最大限感じさせる孫左の存在がとにかく素晴らしく、彼の生き方の是非はともかく自分は終始泣きっぱなしであった。

主君の命は絶対である侍社会だが、全ての侍たちがその精神を貫いた訳ではない。長く続いた太平の時代だからこそ、違った価値観が生まれてくる事もある。そんな中でも孫左は潔癖と云っていいほど真っ向汚れなき侍であり、その精神を曲げる事は何があろうとも決してできない。その意固地が例え周囲を不幸にする事が判っていたとしても、理屈ではどうにもできずに侍としての生き方を貫いてしまう。

だが、理屈ではどうにもならない感情が沸き上がるのも人間だ。人同士が関わり合う以上、どれほど崇高な侍精神を持っていようとも全ての感情を抑え込む事はできない。それが”人間”だからだ。そんな侍精神に抑え込まれた人間性を実に自然と描写した作品であり、時代劇だからこそ一過性でない感情の揺れが表現できたのだろう。

とにかく、時代劇にほんの少しでも興味があるのなら見逃す理由の見付からない作品であり、孫左の生き様をどう感じるかに評価の違いはあったとしても、是非多くの人に観て欲しい作品なのは間違いない。



ちなみに本作品で2010年の映画感想記事はお終いです。・・・ので、なるべく近い内に下半期のベストと年間ベストの記事を書きたいと思いますので。・・・もう1月も後半ですもんねェ・・・なるべく早くしないと。
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雑記(気になった事など)

【訃報】「トップガン」をはじめとする数々のアクション映画を手掛けてきたトニー・スコット監督が亡くなった。しかも自殺であるという可能性が濃厚と報道されている。もちろん他人の心の中が分かるはずもないんだけど、いい意味で頭を使わずスカッとする大作を連射(ここ最近は快作が多かった)してきた監督だっただけに、「何故?」という思いがどうしても頭から離れない。ホント人の気持ちは複雑なのだと実感する。ご冥福をお祈りします。

プロフィール

ひだっちょ

Author:ひだっちょ
埼玉在住のおっさん(パソコンは初心者)
性格:人見知りが激しく偏屈(ヒドイね)
趣味:映画(ホラー以外何でも)
定期購読誌:「映画秘宝」
        「HYPER HOBBY」
TV番組の好み:お笑い番組全般と特撮番組をよく観る.アニメ・ドラマは少々
好きな映画:「グラン・ブルー」
        「あの夏いちばん静かな海」
好きな戦隊:「タイムレンジャー」
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※個人的に「パワーレンジャー」の日本放映を願っている(切実に!)

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