モンガに散る 10年台湾
2011年02月08日 20:58

2011年1月8日シネマート六本木にて鑑賞
評価★★★★★★★☆☆☆
監督/脚本:ニウ・チェンザー
脚本:ツォン・リーティン
出演:イーサン・ルアン、マーク・チャオ、マー・ルーロン、リディアン・ヴォーン、クー・ジャーヤンほか
原題:「MONGA」
配給:ブロードメディア・スタジオ
上映時間:141分
ジョン・ウーらが激賞した、若き秀英ニウ・チェンザー監督による黒社会を舞台にしたヒューマンドラマ。
1986年、台北一の繁華街モンガは、商業地区として繁栄する裏で多くの極道組織が覇権争いを繰り広げており、抗争の堪えない街であった。ある日モンガに引っ越してきた高校生のモスキートは、街で一番巨大な組の親分のひとり息子・ドラゴンと出会い、意気投合する。仲間と暴れる日々が楽しくなっていくモスキートは・・・。
(Yahoo映画レビューに投稿した「モンガに散る」感想文)
本作で最も印象に残るのは、マーク・チャオ演じたモスキートではなく、イーサン・ルアン演じるモンクだろう(チラシに写っている坊主頭のヤツね)。仲間内では常に2番手に甘んじながらもその度胸と実力は抜きん出ており、結局は彼を中心に物事が動いていく事になる。それでいて掴みどころのない人間性であり、その本質は最後の最後まで曖昧なまま明かされない。だからこそよけいに魅力的に映るのだろう。
我々が70年代を舞台にしたヤクザ映画に憧れるように、今の若い人に観て欲しい作品かも。
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