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GW直前、アニメ祭り

2011年04月17日 01:15

毎年同じ日に公開するアニメ「クレしん」と「コナン」の劇場版最新作を観てきたので軽く感想を。ちなみに「クレしん」の上映終了間際、本日(4/16)昼前に起こった地震に遭遇した。

・・・が、特に何の対応も無くそのまま最後まで上映が続いた。個人的には(例え払い戻しされても)また来るなんて面倒この上ないのでいいのだが・・・そんな対応でよかったのか?とも思う。結構な揺れ(震度は5に近い4とか)だったし。ただ他のお客さん(もちろん親子連れが大半)も最初こそ驚いていたが、すぐに冷静さを取り戻していたし、館を出ていく人もいなかったように思う。・・・なんか慣れって怖い。


では感想を。


「クレヨンしんちゃん 嵐を呼ぶ黄金のスパイ大作戦」

    610kuresin.jpg

昨年の「嵐を呼ぶオラの花嫁」が世間的に高評価(自分にとっては普通だったけど)だったので、てっきり今年も同じ陣営で製作されると思っていたが監督・脚本ともに新規採用でちょっと驚き。来年映画20周年だからそっちに力をつぎ込むのか!?・・・といった心配をよそに、今年の「クレしん」はここ数年では稀に見る傑作となっていた。もちろん個人的にだが。


20年もTVシリーズと劇場版を制作し続けている作品において、レギューラー陣が新しい何かを生み出す事など万に一つも無い・・・と思っていた方がいい。もちろん主役となるのは彼らであるが、彼らだけで物語を引っ張っていくにはもはや限界・・・と云っても差支えは無いだろう。

じゃあ何が大事になってくるか?と云えば、その作品に”だけ”登場するゲストの存在だ。

    611kuresin2.jpg

本作では写真右に写っているレモンちゃん(7才にして超一流のスパイ)がそれに当たるのだが、このレモンちゃん、見事なまでに物語を引っ張ってくれる。

正直物語の展開としてはベタであり先も読めてしまうのだが、そういった王道となる部分が本作においては決して負の要素ではなく、そもそも常識ハズレな言動や行動が日常茶飯事であるしんちゃんたちにとって、変化球な物語こそ邪魔くさくなってしまう可能性が高い(それを払拭する才能があれば別)。方法論としてむしろ正攻法で責めるのが正しいのでは?と私などは思っている。

また、そういった発想と方法論は”笑いの要素”にも繋がってくる。本作でのいわゆるギャグは、数こそ少ないもののほぼハズレなしで面白かった(もう一度言うが、自分には)のだが、その魅せ方に特別な手法などはない。あくまでシチュエーションと”間”を大事に演出しただけであり、そのギャグもキャラクターに頼るのではなく、それぞれのキャラが持つ要素を引き出す事で笑いに繋げている。存在自体がギャグであるしんのすけにとってはちょっと窮屈な表現かもしれないが、非常に洗礼されていると思ったし、まあ理屈抜きに面白かったのだ。

もしかしたらこじんまりとまとまった作品であり、ハッチャけ振りに物足りなさを感じるかもしれない。だが”家族の在り方”や”子供としての立場や主張”を真正面から捉え、描いた(今更ね)その心意気が気持ちいい作品であり、なによりレギュラー陣に頼らず一本の映画として面白かったのが素直に嬉しかった(個人的に「花嫁」やシロが主役の回などがどうにも楽しめなかったので)。結構オススメ。




「名探偵コナン 沈黙の15分(クォーター)」

    612konan.jpg

「クレしん」の感想が長くなってしまったので簡潔に。今回監督がここ数年勤めてきた山本泰一郎氏から静野孔文氏にバトンタッチこそしている(山本氏は総監督)が、製作陣に変わり映えがないため新鮮味ゼロ、しかも起こる事件はむしろTVシリーズでも十分表現可能では?という展開を見せる。

・・・っていうかそれ以前に 色々とやり過ぎが目立つ作品 だった。




※これから数行はちょっとネタばれしてしまうかもしれないので気を付けて下さい。


まず冒頭に起こる出来事。日本を揺るがす大惨事(それでもかなり喰い止めている)であるにも拘らず、それを起こした理由がくだらな過ぎる。それとコナン、とうか工藤新一の能力が超人的過ぎ。確かに毎回超人的活躍はするが、いくらなんでも大自然を相手にアレはないでしょ。・・・何でもできてしまうってなんか怖くない?

とまあツッコミ処が多いのはいつもの事なんだけど、今年はそれが輪を掛けてひどくなってしまってる。おそらく事件そのモノに見せ場が無いために、映画として派手な要素が必要といった使命感が間違った方向に花が開いてしまっているのだ。そりゃあアニメで虚構なんだからホントは言わぬが花なんだけど、いつもそれを踏まえて観ている(筈の)自分でさえそう思ったんだよねェ・・・「今年はやり過ぎじゃね?」と。

それでもコナンの方がヒットするけど。毎年恒例で。
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雑記(気になった事など)

【訃報】「トップガン」をはじめとする数々のアクション映画を手掛けてきたトニー・スコット監督が亡くなった。しかも自殺であるという可能性が濃厚と報道されている。もちろん他人の心の中が分かるはずもないんだけど、いい意味で頭を使わずスカッとする大作を連射(ここ最近は快作が多かった)してきた監督だっただけに、「何故?」という思いがどうしても頭から離れない。ホント人の気持ちは複雑なのだと実感する。ご冥福をお祈りします。

プロフィール

ひだっちょ

Author:ひだっちょ
埼玉在住のおっさん(パソコンは初心者)
性格:人見知りが激しく偏屈(ヒドイね)
趣味:映画(ホラー以外何でも)
定期購読誌:「映画秘宝」
        「HYPER HOBBY」
TV番組の好み:お笑い番組全般と特撮番組をよく観る.アニメ・ドラマは少々
好きな映画:「グラン・ブルー」
        「あの夏いちばん静かな海」
好きな戦隊:「タイムレンジャー」
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※個人的に「パワーレンジャー」の日本放映を願っている(切実に!)

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