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週末映画(11/4)

2012年11月04日 17:02

ガシャポンのタテガミライオーを当てるのに使いすぎてしまい凹んでいる管理人です。





『アルゴ』

       834arugo003.jpg

1979年のテヘランで起きたアメリカ大使館人質事件と、現場から逃走していた6人のアメリカ人を母国へ帰すため秘密裏に敢行されたCIAによる救出劇を追った、事実に基づくサスペンス劇。監督は主演でもあるベン・アフレックが務めている。


事件そのものは重苦しいが救出劇は奇想天外といったいい意味で緩急のバランスがよく、逃走劇としての見ごたえも十分ある。ベン・アフレックの監督としての腕は確かで、時代考証の正確さ、当時と今の映像のバランスの良い融合、本人を思わせるキャスティングなどなど、映画的な嘘と盛り込みはあるだろうけどそれを感じさせないエンタメ作品となっている。

それゆえ気になるのがベン・アフレック本人だ。あくまで個人的な心象にすぎないが彼だけが作品中浮いているように感じてしまう。前作「ザ・タウン」でもそうだったが、悪く云えばええとこ取りのええカッコしいなのだ。監督に専念すべき・・・と思うけどね、自分は。





『黄金を抱いて翔べ』

       835ougon004.jpg

日本推理サスペンス大賞に輝く高村薫のデビュー小説を実写化したクライムムービー。監督は「パッチギ!」「ヒーローショー」の井筒和幸。


原作は未読だけど、おそらく原作とは違う方向に進んだんじゃない?もし本作の展開が原作に忠実、もしくは近いとしたら、日本推理サスペンス大賞っての面目丸つぶれだと思うけど。そのくらい力技な作戦だし。

要はいつもの井筒テイストなんだよね、やってることが。演出のテンポこそいいものの、古臭いとされる人物像ややり取りが現代モノとは思えない色艶で繰り広げられていく。個人的には好きな色だし、作品もまあ面白かったけど、今の時代には合わないだろうなぁ。役者も浅野の怪演以外はムリな配役に感じるし。

それと人物描写があまりに足りないため、ただでさえ普通に生きていない彼らにどう想いを巡らせばいいか、それが非常に難しい。現実的に考えれば気持ちを理解したり感情移入すべきじゃないだろうけど、あまりに普通の感情が欠如しているため、架空だとしても想像との隙間が思うように埋まらないのだ。自分はね。





『危険なメソッド』

       836kiken002.jpg

精神分析の礎を築いた偉大な心理学者であるフロストとユングの師弟関係が、ユングの患者であったザビーナをめぐって葛藤し、決別するまでが描かれる伝記映画。監督は「クラッシュ」や「イースタン・プロミス」のデヴィッド・クローネンバーグ。


監督の作品らしく、映画としての完成度が異常に高い。絵画を切り取ったような場面の数々や、完璧といえる役者陣の演技(特にザビーナを演じたキーラ・ナイトレイが素晴らしい)、敷居の高い芸術作品でありながらも人の奥底に迫る人間臭さが滲み出ているなど、いつもの表面化した狂気とはまた違う方法論で人を暴きだす。

セリフに専門用語が多く、精神科医同士での知能指数の高いやり取りが繰り広げられるため、凡人(以下)である自分には済む世界が違うなんて思ってしまうが、奥底にあるのは結局のところ人間であると説いているのが面白かった。人の分析に正解や終わりがある筈もなく、研究するがゆえに自分自身その問いに苦しんでしまう。だからこそ過ちと分かっていながらそれを繰り返し生きていく。

人の本質に時代や住む世界にそれほど違いはないのだろう。・・・と、凡人は嘆くのみであった。
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雑記(気になった事など)

【訃報】「トップガン」をはじめとする数々のアクション映画を手掛けてきたトニー・スコット監督が亡くなった。しかも自殺であるという可能性が濃厚と報道されている。もちろん他人の心の中が分かるはずもないんだけど、いい意味で頭を使わずスカッとする大作を連射(ここ最近は快作が多かった)してきた監督だっただけに、「何故?」という思いがどうしても頭から離れない。ホント人の気持ちは複雑なのだと実感する。ご冥福をお祈りします。

プロフィール

ひだっちょ

Author:ひだっちょ
埼玉在住のおっさん(パソコンは初心者)
性格:人見知りが激しく偏屈(ヒドイね)
趣味:映画(ホラー以外何でも)
定期購読誌:「映画秘宝」
        「HYPER HOBBY」
TV番組の好み:お笑い番組全般と特撮番組をよく観る.アニメ・ドラマは少々
好きな映画:「グラン・ブルー」
        「あの夏いちばん静かな海」
好きな戦隊:「タイムレンジャー」
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※個人的に「パワーレンジャー」の日本放映を願っている(切実に!)

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